猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

木原 敏江 「杖と翼」

2006年09月13日 11時08分38秒 | マンガ家名 か行
     今はこれを読んでいます。

 木原 敏江の最新文庫。文庫版は、小学館文庫 『杖と翼』5月に1巻・2巻が、6月に3巻・4巻が発売済み。4巻で本編は完結ですが、番外編が「フラワーズ」7月号に乗っていたそうです。(私は未見)
 
 なんと、文庫になるときに160ページ以上の加筆が有ります。連載中のものは、見ていないので、比べられませんが、作者のこだわりがたっぷり詰まった最終版と思ってじっくり読んでいるところです。今、4巻目に入ったところですが、いよいよラストが近くなり、どきどきで読んでいます。なんか、悲劇の予感がするんですが・・・。
 
 あっ、これじゃ内容全然分かりませんよね。フランス革命当時のお話なのですが、もちろん、作者の創作した人物が主人公で、 『マンガで読む世界の歴史』 ではありません。しかし、実在の人物がいっぱい出てきて、流れは史実に忠実で、歴史のお勉強にもなります。

 「死の大天使」 こと、サン・ジュストが主要な役で出てきます。それも大変な美形として。それだけでも、うっとり~。昔、「ベルサイユのばら」 とか読んでた方には、懐かしいでしょう。歴史は変えられないので、結末はなんとなく分かるのですが、そこに至るまでのDOZI様 (木原先生の愛称) のフランス革命に対するこだわりが、読んでて楽しいのです。

 最近のDOZI様の絵柄は、私が はまった 「摩利と新吾」 当時とはだいぶ変わっていて、 (30年近く前だもの、当たり前か) 先日UPした、「鵺」 (ぬえ) 1988~91年当時の頃とも大分違います。ちょっと見、別人のようですが、絵柄はどなたも変わるもの。DOZI様には変わりありません。私は現在の絵柄も、あっさりしていて好きです。

 さて、これを読み終わったら、次は又昔に返って、「天まであがれ!」(新撰組のお話)とか、「夢の礎」 (時代物・妖魔のお話) シリーズとか、着物のいっぱい出てくるのを読もうかしら。しばらくDOZI様づけですねー。

 おっと、本棚から昔のマンガも引っ張り出して紹介しなければ。今週末の3連休は、ゴルフにも行くのだけど、もう少し、マンガシリーズになりそうです。
コメント (8)
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