猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

水野 英子 「すてきなコーラ」 「銀の花びら」「星のファンタジー」

2006年09月27日 09時46分04秒 | マンガ家名 ま行
         懐かしマンガ、今回は「すてきなコーラ」です。



                   



      写真が上手く写せなくてごめんなさい。ビニールのカバーがかかっていて、光るんです。


 これは、1968年1月5日初版の、集英社刊、マーガレットコミックスの中の一冊です。収められている、「すてきなコーラ」 「セシリア」 「初恋」 ともに水野先生のエッセンスがたっぷりつまった傑作と思っています。全部雑誌に初出の時に読み、大好きで一部は真似をし、コミックスになったときに大喜びで買い求めました。

 「すてきなコーラ」 は、マイフェアレディのエピソードを借りた、50年代ハリウッドのラブコメ映画のような一遍。でも、「マイフェア~」、そのままのお話ではありません。登場人物に、「(まるで)マイフェアレディね」 と言わせてます。
 初期のかわいい絵柄が完成され、テンポもよく、大人も納得できるストーリー運び、何をとっても初期の傑作だと思います。
 
 「セシリア」 これが又・・・。私と同じ年代か、ちょっと上の方で、このマンガが忘れられず、今になって探しているという方が多いようです。ネットで母が探してますとか、どんなストーリーだったでしょうかとか、絵だけでも、今一度見たいとか、結構探し物に出てます。私もこれは大好きで、水野作品でどれか選べといわれたら、「ファイアー!」 とこれと悩むなぁ。長編では有りませんけど。
 
 時空を超えて愛し合う男女、というお話は映画でもマンガでも繰り返し有りますが、(萩尾 望都先生にもありましたね) 少女(きゃ~)の私には限りなくロマンチックで素敵に思えました。

 「初恋」 ツルゲーネフ原作なので、青春時代に小説で読んだ方も多いのでは。小説も、もちろんマンガも短編ながら印象の深い一遍。

 

                 


                  もう2冊、水野作品コミックスの書影を載せます。


 2冊とも㈱朝日ソノラマ刊の、サンコミックス。左の「星のファンタジー」は、短編10編を集めた短編集となっています。昭和43年(1968)8月20日初版

 青い星の夜・カーニバル!・みかげ石(和物)・青いバラを食べた王様・トゥオネラの白鳥・ある雪の夜の物語・人魚が火をともす・星の子・ガラスの天使・二つの太陽

 どれか思い出すもの、ありますか ? 

 右は「銀の花びら」、昭和44年(1969)2月24日初版。私の持っているものは1巻のみですが、多分2巻か3巻まであるはず。私は最後まで読んだ事ありません。(泣)復刻版あると思いますが、まぁ、今となっては機会があったら読もうかなという程度。

 「星のたてごと」全3巻というのもまだあるので、水野作品次回はそれにしましょう。結構これも皆さん覚えているはず。書影しか載せられませんが。
コメント (5)
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