↑ 小学館 flowersコミックスアルファ 2009年1月14日初版
昔からあるお伽噺の、なぜか主人公同士のカップルの話。
現代に生きる人々が主人公だけれど、どこかファンタジーに生きている男と女。
おとぎ話の姫と、どこかで聞いたことあるようなお相手と。
作者創作の姫やら王子たちもいる。
9編の 清原なつの のミックスファンタジーが並ぶ。
「虫愛ずる姫」は巨大な虫に変身して、害虫を殲滅するためサイボーグに改造された花咲王子と愛し合いながらも壮絶な戦いを繰り広げる運命に。
34歳OLの「かたづけられねーぜ姫」は「ブラックホール王子」に一目ぼれして部屋が片付いていく。
鉢かづき姫と一寸法師王子は似合いの夫婦となれるのか ? いや、これは宇宙SFだったっけ。
イグアナ王子はサボテン姫の とげ を、はたして全て舐め取れるのか ? エロいです。
西洋中世、日本の平安時代、現在、どこかの遠い国のいつかの時代。
時代も舞台も人間(人外含む)も様々な風刺の効いたファンタジー。
ねっ、面白そうでしょ。
なつのさんが一人で楽しんで描いたような、あっさりとした絵柄が又こんな話に良く似合っています。
同時収録の短編3編も心に染みたトミー。
清原なつのさん、小学生の頃(!)買っていた雑誌「りぼん」で名前をよく見かけましたが…
じつは作品はあんまり知らないんですよね。
この表紙みると、シュールな作風…?
女の子が可愛いだけに余計にインパクトあるような(笑)
見つけたら読んでみます
こちらこそ、伺ってもコメも残さず失礼しています。(読みには行ってますよ…)
実は最近の なつのさん作品 なかなかお薦めなんですよ。
「家族八景」 原作:筒井康隆 なんてのも面白いですよ。
これ、もう2008年発表で少し古いですけど、だからEブッ○オフでも大変お求め安くなっているのでぜひお手元に。
私も清原さんは「りぼん」で読んでました。
探しに行って見よう
毛色が変わっていて面白いです。
以前活躍していて、ブランクがあっても(清原さんがブランクあるかどうか知りませんが)
又ぼちぼちとでも描いてくださる方達が居ると、ほっとして嬉しいですよね。
昔の友人と出会ったみたい。