先日、ロボカップジュニアのHP(英語)に、ダンスチャレンジの2012年ルールが公開されました。
これで、サッカー、ダンス、レスキュー、CoSpaceの全ての競技のルールが出揃った・・・
・・・訳ではありません。
まだ、1つ・・・そう・・・レスキュ-Bのルールが公開されていません。
さて、いつになるのでしょうかねぇ。
先日、ロボカップジュニアのHP(英語)に、ダンスチャレンジの2012年ルールが公開されました。
これで、サッカー、ダンス、レスキュー、CoSpaceの全ての競技のルールが出揃った・・・
・・・訳ではありません。
まだ、1つ・・・そう・・・レスキュ-Bのルールが公開されていません。
さて、いつになるのでしょうかねぇ。
次のお題は「チームメンバー」です。
3.2 Humans:
3.2.1 Teams should designate one human who will act as captain and be allowed to move the robot, based on the stated rules and as directed by the referee.
チームメンバーの中でチームキャプテンを一人決めます。 チームキャプテンだけが、ルールや審判の指示に従ってロボットを動かすことができます。
3.2.2 The captain can move robots only when told to do so by the referee.
チームキャプテンは、審判の指示があった時にロボットを動かすことができます。
3.2.3 Other team members (and any spectators) within the vicinity of the rescue arena are to stand at least 150 cm (approximately 60 inches) away from the arena while their robot is active, unless otherwise directed by the referee.
キャプテン以外の他のチームメンバーは(他の観客も)、審判から特別な指示が無い限り、競技中は競技アリーナから150cm離れなければなりません。
こんな感じでしょうかねぇ。
昔は・・・競技進行停止の時など、競技中のロボットの移動を審判がやっていました。 しかし、審判の持ち上げ方が悪いから変な動きになった・・・、ロボットをこわしちゃった・・・など、いろいろなクレームが入ったため・・・チームメンバーがロボットを移動することになったそうです。
で・・・競技中にロボットにアクセスできる人を一人だけチームキャプテンとして任命することになりました。 チームキャプテンは、べつにチームのリーダーでなくても良いようですし、ラウンド毎に変更しても良いようです。
世界大会のように長い期間、何回も競技がある場合・・・メンバーの一人が体調を崩してホテルで寝ているので、今日は会場に来ません・・・というのは、日常茶飯事でした。
チームキャプテンが欠席の場合は、そのチームは競技に参加できないという訳ではなく、臨時にでも(参加しているチームメンバーの中から)チームキャプテンを選出すれば問題ありません。
3.2.3 で、他のメンバーの振る舞いを規定していますが・・・これは、全然守られませんねぇ。
特に中国のチーム!
そういえば、中国のチームで思い出したけど・・・審判に質問・抗議ができるのもチームキャプテンだけって、ルールで規定して欲しいです。
次のお題は「競技前の調整」です。
3. Play
3.1 Pre-round Practice:
3.1.1. Where possible, competitors will have access to practice arenas for calibration, testing and tuning throughout the competition.
可能であれば、競技者は競技会の期間中いつでも練習用フィールドで調整や走行テストを行うことができます。
3.1.2 Where there are dedicated competition and practice fields, it will be at the organisers' discretion if testing is allowed on the competition fields.
競技用のフィールドと練習フィールドが用意されている場合に、主催者の許可があれば競技用のフィールドで調整ができます。
こんなかんじでしょうかねぇ。
世界大会では、大きな会場なので、競技専用のフィールドと練習フィールドが用意されます。
しかし、日本の大会では、練習フィールドと競技フィールドは同じものを時間を区切って使用するのが普通のようです。
次のお題は「違反」です。
2.5 Violations:
2.5.1 Any violations of the inspection rules will prevent that robot competing until modifications are effected.
違反している項目が1つでもある場合には、それが修正されるまでそのロボットは競技に参加できません。
2.5.2 However, modifications must be made within the time schedule of the tournament and teams must not delay tournament play while making modifications.
違反項目の修正が必要な場合でも、競技のスケジュールは変更されません。 チームは自分達の競技時間までに修正を実施しなければなりません。
2.5.3 If a robot fails to meet all specifications (even with modification), it will be disqualified from that round (but not from the tournament).
もし、(修正によっても)ロボットに違反箇所が残っている場合には、ロボットはその回の競技には参加できません。(競技会に参加できない訳ではありません。)
2.5.4 If there is excessive mentor assistance or the work on the robots is not substantially original work by the students, then the team will be disqualified from the tournament.
指導者の過剰な干渉など、ロボットの活動が実質的にチームメンバーによるものではないと判断された場合は、そのチームは競技会に参加できません。
こんな感じでしょうかねぇ。
この章も、なにも変わっていません。
ロボカップジュニアに参加していれば、ごく当たり前のことですね。
車検に通らなければ、参加できない。 修正して車検に通るようにしましょう。
ここで、いちばん重要なのは 2.5.4 ですが・・・これはジュニアの永遠の課題でしょう。
次のお題は「検査」です。
2.4 Inspection:
2.4.1 The robots will be examined by a panel of referees before the start of the tournament and at other times during the competition to ensure that they meet the constraints described above.
審判は、ロボットが上に書かれた条件を満たしているかどうかを確認するために、競技が始まる前(または、競技時間の合い間に検査をします。
2.4.2 It is the responsibility of teams to have their robots re-inspected if their robots are modified at any time during the tournament.
競技期間中にロボットの改造を実施した場合は、チームの責任で再検査を実施しなければなりません。
2.4.3 Students will be asked to explain the operation of their robot in order to verify that the construction and programming of the robot are their own work.
ロボットの製作とプログラミングをチームメンバーが自ら実施したことを確認するために、チームメンバーはロボットに対する活動について説明をしなければなりません。
2.4.4 Students will be asked questions about their preparation efforts, and may be requested to answer surveys and participate in video-taped interviews for research purposes.
チームメンバーは、実施してきた準備活動についての質問に答えます。また、調査の回答や研究を目的としたビデオ撮影を伴ったインタビューを依頼される場合があります。
こんな感じでしょうかねぇ。
ここも別に変更はありません。
いわゆる車検やインタビューについての記述になります。
まあ、日本国内のノード大会やブロック大会では、車検はともかく、インタビューはそれほど時間を掛けませんでした。 しかし、前回(2011年)のジャパンオープンでは、レスキューチームのインタビューを1チーム5分~10分くらいかけてきちんと実施しました。
活動自体は素晴しい試みなのですが・・・スタッフの大きな負担になったのではないかと心配しています。
世界大会では、チーム毎のインタビューが15分くらいずつあります。
勿論英語でインタビューされるので、英語で回答します。
小さな子などには、スタッフが通訳が付くのですが・・・
通訳が入るのは、日本と中国だけだそうです。
通訳が入ると、通訳に頼ってしまって何も話さない子供がいるので・・・スタッフが通訳をするのはやめよう、という話も聞いたことがあります。