今回のお題は「違反」です。
2.5 Violations:
2.5.1 Any violations per the inspection rules will prevent that robot competing until modifications are effected.
2.5.1 点検のルールについて違反箇所があれば、そのロボットの違反箇所が修正されるまで競技には参加できません。
2.5.2 Modifications must be made within the time schedule of the tournament and teams must not delay tournament play while making modifications.
2.5.2 ロボットの修正は、競技までの時間で実施します。修正をしている間でも競技の時間に遅れてはいけません。
2.5.3 If a robot fails to comply with all constraints (even with modification), it will be disqualified from that round (but not from the tournament).
2.5.3 チームのロボットが(修正したにもかかわらず)違反項目に対応することができない場合は、(競技会ではなく)そのラウンドには参加できません。
2.5.4 If there is excessive mentor assistance, or the work on the robots is not substantially comprised of original work by the students, then the team will be disqualified from the tournament.
2.5.4 メンターの過干渉や、ロボットやプログラムが実質的にチームメンバーの制作物で無いと判断された場合は、チームは競技に参加できません。
こんな感じでしょうかねぇ。
光あれば、影あり・・・ここは、ルールの影の部分ですね。(笑)
2.5.1では、車検でNGになった部分があれば、それが修正されて、再車検でOKにならないと、競技に参加できません。 というものです。
まあっ、当たり前ですね。
ただし、レスキューBでは、車検で確認できる項目は「高さ30cm以下」かどうかだけなので、判断は超簡単です。 くれぐれも、ロボットの高さの確認を忘れずに!
まあ、こんなチーム絶対に居ないだろう・・・と思っていたら・・・2012年のジュニアジャパンオープンで壁よりも高いところにコンパスセンサーを備えたロボットが参加してました。 もちろん、30cm以下に収まるように修正させられました。
2.5.2では、ロボットの修正をしてもいいけど、それによって競技の時間を変更しないよ! ということです。 車検でNGの箇所は、修正しなければ競技に参加できないので、競技開始までに直さなければなりません。 競技開始時間になってから「今直しているから、もうちょっと待ってください」というのはダメです。
ただし、最近は、時間になっても競技アリーナに来ないチームは、自動的に棄権扱いになる場合が多いようです。
ただし、競技に参加するマナーとして、たとえ競技に参加できる状態でなくても、時間になったら競技アリーナに来て「すみませんが、今回の競技に参加できませんので、棄権します。」と、ちゃんと言って欲しいですね。
2.5.3は、車検でNGのままなら、競技に参加できない・・・
ごく、当たり前の話です。
2.5.4は・・・ロボカップジュニアの永遠の課題です。
メンター(や親、先生)の過干渉
どう見ても、子供の作品でない素晴しいロボット!
インタビューで何も説明できないチームメンバー
子供の競技であるかぎり・・・無くなることは無いでしょう・・・きっと
その場での、指導や、審判への抗議・・・
「競技進行停止しろ!」
「いいか、まだだぞ!」
「よし、ここで終了にしろ!」
「審判、今のはOKだろ!」
「今のは、何で得点にならないんだよ!」
「xx(子供の名前)、抗議しろ・・・」
(声に出さなくてもゼスチャーで・・・)「そのままにしとけ」
(両手でバツマークを作って)「ダメダメ」
・・・いやっ、頼むから、ここでやらないでよ・・・(笑)
そのうち、競技会場にはメンターや親、大人は入れないような競技会になっちゃうかも