ずっこけ大作戦 #1
練習日の朝のこと・・・
会場に向かうために、シャトルバスの停留所に向かいました。
そこには、既にバスを待つ・・・いかにもロボカッパーという連中がたむろしていました。
少ししたら、バスも到着し・・・
冷房の厳しい車内で発車を待ちました・・・
予定通り、07:30にバスは動き出し、次の停留所である、Hardman Praia で止まりました。
そこには、とても乗り切れないほどの人たちがバスを待っていました。
勿論、全員乗れるハズもなく、数人が乗って終わりだったのですが・・・
「乗れない人達は大変だなぁ・・・」などと呑気に考えていて・・・
突然っ、
何か大切なものを忘れているのではないかと閃きました・・・
「ねえ、ロボットは持っているの」
「えっ!? あ、あ゛あ゛あ゛ぁ」
ということで、ロボットの競技会に行くのに、ロボットを持っていないという大変な事実に気が付きました。
とにかく、会場にロボットを持っていかないと、どうにもならないので・・・
J君とJ君の両親には、「このまま会場に行って、受付をしてください。」と、お願いして、私とYはシャトルバスを降りました。
とにかく、タクシーでホテルに・・・言葉は通じませんが、地図を示して行ってもらいました。
ホテルに着いたら、「このまま待ってて・・・」と運転手に伝え(伝わったかどうか疑問ですが)
Yだけを降ろして、ロボットを取ってこさせました。
Yがロボットを持って、タクシーに戻りました。
さて、ここからロボカップの会場に行ってくれ・・・と伝えました。
会場名や住所など一切分からなかったのですが・・・
「RoboCup」のタグを見せたら、一発でした。
タクシーは会場のコンベンションセンターに向けて、ひたすら飛ばします。
しばらくして、無事に会場に到着しました。
まずは、会場で右も左もわからずに可哀想な(と勝手に想像した)J君とJ君の両親を探しますが、どこにも見当たりません。
そこに、見慣れたバスが到着しました。
そこから、降りてくる一団の中にJ君とJ君の両親が居ました。
あぁ、会えて良かったです。
いつのまにか、バスを追い抜いていたんですね。
ということで、お財布を忘れて陽気なサザエさんのような「花鳥風月」でした。
まあ、とにかく、忘れ物には気を付けよう。
ずっこけ大作戦 #2
個別の競技は終了し、最終日のSuperTeams戦の作戦をパートナーチームと一緒にやっていました。
Yは、ホテルに帰ってからも、あれをやっておこう・・・と、PCを取り出してなにやらやっていました。
で、最終日の朝・・・
会場に着いて、パドックに消えた「花鳥風月」ですが・・・
Yが焦りながら
「お父さん、USBのケーブルとPCの電源が無いのだけれど、そっちのカバンに入ってない!?」
「えっ、そんなの無いよ。 ホテルに忘れたの?」
「そうかもしれない・・・」
というような、悲惨な状況に・・・
とにかく、ホテルに残っているJ君の両親に連絡を取って確認してもらう(あれば持ってきてもらう)ことにしました。 なければ、最悪、私のPCをホテルから持ってきてもらう・・・
で、いろいろ手を尽くして確認した結果・・・
忘れたのはホテルでは無くて、昨日会場のパドックに忘れたのでした。
それを、パートナーチームの「Urban Robots」が、保管してくれていました。
だから、結果的には無問題でした。
でも、結構焦りました。
しかし、焦っていたのは、私だけで、現場ではすぐに問題は解決していました。
いつものように「今日の調子はどうだい」と「DaLu」が挨拶に来てくれた時に・・・
「う~ん、私たちは、PCの電源とUSBケーブルを忘れてしまった」と言うと・・・
「USBケーブル!? それなら貸してあげるよ・・・」と、予備のケーブルをあっさりと貸してくれたそうです。
ということで、USBケーブルは解決!!
PCも、電池が無くなる前にプログラムをUSBメモリに移して、M&Y母のPCを借りればいいや・・・と、呑気に考えていたそうです。
そういうところは、さすがに大会慣れしているのか肝が据わっています・・・
そのように、解決しつつあることを知らない私だけが、焦っていました・・・(苦笑)
まあ、とにかく、忘れ物に気を付けよう。(苦笑)
ずっこけ大作戦 #3
詳しくは書きませんが・・・
Mがタクシーの中に携帯電話(スマホ)を忘れたそうです。
しかし・・・警察の手を介することなく、タクシーの運転手から、(知らない)ロボカッパーを通じてスマホは無事にMの手に戻りました。
まあ、とにかく、忘れ物に気を付けよう。(しつこく)
人間は失敗を乗り越えて成長する生き物である。
であれば、M&Y家族は、素晴らしく成長しているハズ・・・