タイトルのとおり・・・
いよいよ・・・関東ブロック大会2015まで、あと2週間です。
「花鳥風月」のメンバーは、学校の試験の真っ最中で、夜遅くまで頑張っています。
ロボットの方は・・・ブラジルのまんま・・・
う~ん、本当にノーガード戦法なんでしょうか!? (苦笑)
ところで・・・また、ルールについての感想など・・・
まず、レスキューA・・・
競技進行停止が多い!!
これまでに2015年度の3つのノード大会にスタッフとして参加しましたが、安易な競技進行停止が多いです。レスキューAでは、競技進行停止を同じ部屋で3回すると、次の部屋にワープできます。勿論部屋得点はもらえないのですが・・・
私は、教育者ではないので、あくまでも競技会として見てしまうのですが・・・
競技進行停止、先の部屋に行く、競技進行停止、先の部屋に行く、競技進行停止、先の部屋に行く、・・・(繰り返し)
これが、競技なのでしょうか!?
もうちょっと、安易に競技進行停止をしないようなルールの考慮が欲しいと思います。
まあ、これも、レスキューAのルールが年々高度化していて、初心者では対応できなくなっているのも理由の一つでしょう。
じゃあ、レスキューBは・・・
これも競技進行停止が多い!!
レスキューBは、何回(同じ部屋で)競技進行停止をしてもワープできません。だから、ずっと同じ場所から再スタートです。
同じところから再スタートすれば、プログラムも同じ、ロボットも同じなら、やっぱり同じところで詰まりますよね。だから、また競技進行停止・・・
何度やっても同じでしょう・・・同じでなければ、ただの偶然の産物・・・
1回の競技で20回も30回も競技進行停止があったら、それは競技ではないですよね。
(まず、きちんと競技になるようなロボットやプログラムにしてくださいよぅと、言いたい)
レスキューB は迷路解きが第一の課題ですが・・・そんなに何回も競技進行停止をするのであれば、ランダム走行の方がよっぽど先に行ける確率が高いように思います。
ということで、レスキューB も安易な競技進行停止がされないようなルールの考慮をして欲しいと思います。
で、文句を並べたお詫びではありませんが・・・
レスキューBの2014年ルールで(私が)大きく評価しているのが2つあります。
一つ目は、競技進行停止からの復帰(再スタート)時に、座標やスタート位置を入力してはいけなくなったことです。
まあ、そもそも「レスキュー競技は競技進行停止なんてやっちゃダメでしょう」という考えなので・・・そこで、座標なんか入れたら、もう自律型ロボットの競技じゃないでしょう。
ということで、2014年からは、ロボットが自分の居るところを管理していて、再スタート時も最後に自分が居たところを認識して再開します。これは、大変高度ですよね。
その高度な技術を、それぞれのチームでどのように実現するのか、が面白い!!
もう一つがレスキューキットの配布です。
正直、最初は「ハード屋向けのルール変更であり『花鳥風月』には不利(対応不可)」と考えていました。
確かに、ハード屋向けのルール変更であることには変わりありませんが・・・
私が評価したいのは、限られたレスキューキットを確実に被災者に届ける工夫が必要であり、それがチームの技術向上に役立つことです。(ちゃんと考える必要があるということ)
これまでは、被災者を発見したときには、停止して2秒間点滅するだけでした。勿論、被災者の居ないところで発見のアピールをすれば誤発見のペナルティになりますが、ちゃんとした温度センサーを装備していれば誤発見はほとんどありません。
例えば、一本道に被災者が居た場合に・・・
2013年ルールでは、往路で被災者を発見「停止して2秒間点滅」で10ポイントの得点。復路で、同じ被災者を発見「停止して2秒間点滅」で、追加の得点はないけど、ペナルティもありません。競技時間の2秒間を損するだけです。だから、できるだけ確実性を上げるためには、同じ被災者を何回も発見したりして・・・
ところが、2014年ルールでは、往路で被災者を発見「停止して5秒間点滅+レスキューキットの配布」で20ポイントの得点になります。復路で同じ被災者を発見「停止して5秒間点滅+レスキューキットの配布」すると・・・競技時間を5秒も損します。さらに追加の得点が無いばかりか、貴重なレスキューキットを1個無駄にしてしまいます。最大12個のレスキューキットを搭載てきるとはいえ、同じ被災者に何個配布しても得点は追加されません。レスキューキットを浪費してしまうと、新たな被災者を発見したときに、すでに手持ちのキットが無くなっているかもしれません。
ということで、いかに「被災者1人につき、レスキューキットを1個だけ配布」を考えるのが必要になります。
これは、なかなか難しいですよね。
(「花鳥風月」も、課題として抱えています)
2週間後の関東ブロック大会で、どんなレスキューキットが見られるでしょうか!?
そして、「被災者1人につき、レスキューキットを1個だけ配布」が、どれだけ考慮(配慮)されているか、とっても楽しみにしています。