明治開業の歴史あるお店。鍋に最初はザラメをひき、熱してから肉、醤油という京都の三嶋亭と同じ古典関西すき焼きのスタイル。
神戸牛ということだったが、脂が多く、薄いお肉で旨味が足りない。甘みがきつく、醤油とのバランスが悪い。脂で野菜などオイル炊き状態になる。脂が苦手になり、東京風の割り下と赤身のお肉が最近は好みだ。
さしの入った柔らかい肉、砂糖と玉子が貴重だった時代からの歴史的お味と感じられる。
建物は浜寺の別荘移築とのことで、新しめで特に見るべきものはない。数寄屋というより単なる木造。畳に椅子が面白い。