小腹が減って愚妻と久々に入る。30数年前の20代後半には自転車(当時はスポルティーフのAllegrettaⅡ)で奈良を走るときに来訪し、びっくりうどん定食でお腹いっぱいになっていた。未だに麺2玉のそれが500円であるのに驚く。
中華そばは560円、懐かしい、モヤシ、メンマ、豚肉で麺が細めの縮れでかん水くさい独特のもの。出汁は薄く塩っぱい。あまり汁を飲むと喉が渇くお味で、あまりおいしくはない。
内田百閒がお昼に決まった蕎麦を食べるのについて「蕎麦の盛りを一つ半食ふ事にきめた。蕎麦屋は近所の中村屋で、別にうまいも、まづいもない、ただ普通の盛りである。続けて食ってゐる内に、段段味がきまり、盛りを盛る釜前の手もきまってゐる為に、箸に縺(もつ)れる事もなく、日がたつに従って、益(ますます)うまくなる様であった。うまいから、うまいのではなく、うまい、まづいは別として、うまいのである。」(「御馳走帳」)
これと同じで、うまいまずいは関係なく、想い出もあり、うまかった