久々に六甲アイランド( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E7%94%B2%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89 )を歩く。もともとは周りがコンテナ・ターミナルであり物流機能が集積している。その真ん中のあんこ部分が六甲アイランド・シティという居住ゾーンとなっている。境界には延長5kmの散策路があり、外側の物流エリアと真ん中の居住エリアの間を区切る緑のベルトとなっている。
さらに、水路が六甲ライナー沿いにあるが、ちょっと広すぎる感じがある。街づくりも30年となり緑が茂る。周りの施設は巨大で、特に神戸ファッションプラザは巨大なアトリウムが印象的。( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E6%88%B8%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B6 )ヒューマン・スケールを逸脱した設計が影響したのか商業部分はほとんど退店、人影がないのもあり異様な感じを受けた。UFOみたいな美術館にも驚く( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E6%88%B8%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8 )バブルの時代を偲ぶ遺構のようだ。
もっと、界隈性のある路地みたいな街並みが欲しいと思った。昔都市づくりの手法を感じた。特筆すべきは4本のクルドサック道路でこれはうまく機能して、中心軸の歩行者空間の確保につながっているが、別の大通りで分断もあるのは残念だ。( http://www.cpij-kansai.jp/commit/kenhap/2003/21.pdf )
小磯美術館( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E6%88%B8%E5%B8%82%E7%AB%8B%E5%B0%8F%E7%A3%AF%E8%A8%98%E5%BF%B5%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8 )は逆にまとまりすぎていた。
インターナショナルな居住者や学校が特色だ。また、芝生広場などアメリカを思い出した。一種、ゲーティッド・コミュニティのような感じもある。
しかし、六アイ 情報・交流センター でのヴォランティアにお聞きすると、街びらきから30年を経過し恒例となったチューリップ祭、外側を巡る5kmの散策路(ジョギングなど)、緑、病院など住みやすいとの評価だ。確かに安全、清潔でもあり、世代間の交代も始まっている。不動産屋の物件を覗くと30年物のマンションも値がこなれてきていた。
ただし、当方のような街歩きと歴史好き(広義のアメニティ)には相性が悪い。住む場所は好き好きだと感じた。