京都 まちづくりセンターの「京町家カルテ」を基に発表資料を編纂したもの。結論がない。一応知見は:
・1864年のどんど焼で、丸太町以南の町家は全焼、これより北にしか江戸期の町家はない
・新先斗町としての二条新地→西側の色街についての言及がないのは色街論としておかしい
・土地区画整理と高塀と前庭:玄関庭、前庭、両者の複合→曳家もあったのでは
・火袋(吹抜)の小屋組みを見せる手法:準棟纂冪(じゅんとうさんべき)→煙り出しや上げ下げ窓も分析が欲しい
・玄関と1列4室型の関係は掘下げが欲しい
・表屋造(店を前に別棟化)は多様に分類してある
一度読んでおくと良い程度