近鉄の洞川(どろがわ)温泉・みたらい渓谷散策きっぷ(@4,980円)と特急指定券を買い、洞川温泉 花屋徳兵衛(@25,700円)に一泊した
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」のうち天川村は霊場「大峰山寺」と「大峯奥駈道」( https://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/world_heritage/ https://www.sekaiisan-wakayama.jp/know/outline/ )があり、その中でも洞川温泉は役小角( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%B9%E5%B0%8F%E8%A7%92 )の修行と従者の後鬼( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%8D%E9%AC%BC%E3%83%BB%E5%BE%8C%E9%AC%BC )の子孫の里として洞川温泉( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%9E%E5%B7%9D%E6%B8%A9%E6%B3%89 )は大峰講(https://kotobank.jp/word/%E5%A4%A7%E5%B3%B0%E8%AC%9B-3132146 )の信者や行者の宿場として、「霊気宿る里」とされる、宿には足を洗う縁側が特徴だ( http://www.dorogawaonsen.jp/news/512/ )
その中でも、花屋徳兵衛は500年を誇る歴史と、温泉街のシンボル建物だ、
後ろの増築部は2010年の竣工、京都二寧坂のパーク・ハイアットに似る、8室のお宿でほっこり
M3階の談話室にはMcIntosh MC2500とJBL4333+Super Tweeter JBL UT-505が鳴る、1980年代の定番豪華組合せだ、懐かしい音だが定位や音像の立体感がいまひとつ
人手不足もありヴェトナムからのスタッフもかいがいしく働いている
4階の東の部屋からは北の山並みが見渡せ、前には枝垂桜が春にきれいだろう、24時間は入れる青い陶器の内風呂がありゆったりとしている
温泉はアルカリ性のすべすべ、男湯に2回、内風呂に2回入って満足、荊妻はもっと楽しんでいた
楽しみの食事、夕食は奈良の名産を集めたものだったがいまひとつ、しかし朝食は良かった( https://tabelog.com/rvwr/000461992/rvwdtl/B495097631/#195463056 )
地形・地質として「洞川地区は太古の造山活動により石灰岩の地層が隆起してカルスト地形がつくられ、そこへ花崗岩質のマグマが貫入して独特の地形を形成した場所」とある、そのため水質が良く、洞窟や鍾乳洞がある http://www.dorogawaonsen.jp/sightseeing/177/#:~:text=%E6%B4%9E%E5%B7%9D%E6%B9%A7%E6%B0%B4%E7%BE%A4,%E3%82%92%E4%B8%8E%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82
初日は朝7時前の地下鉄、京都から近鉄特急を橿原神宮前で乗換え、下市口駅に着き、すぐバスに乗り山道を1時間程登り、天川川合に10:14に着く、たっぷり3時間、秘境の先の秘境だ
みたらい渓谷散策( https://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/modelcourse/mitarai/ ) ここからトレッキング・シューズと荊妻は登山靴で6㎞、目安2時間15分という山道を歩く、途中の滝の姿は見とれるが、メッシュの床(下は排水路のようだ)、吊り橋、階段、ガレ場みたいな山道など多様だ、3,000kcalは消費した、途中追い越したシニアのグループには過酷な道だ
観音峯登山口から先は県道21号線を歩いた、というのも杉の中を歩くのより山が楽しめると思ったからだ、汗で濡れた体が冷やされ洞川温泉のバス停と観光案内所に立ち寄る
横の蕎麦屋で13時前にお昼、夜が楽しみなため控えめに
出てふと横を見ると面不動鍾乳洞( https://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/spot/5163/ )の案内、林業用モノレール(https://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/kouho/ippan-koukai/panel/2001/7.pdf ) を活用したドロッコ( https://kids.rurubu.jp/article/91093/)で登るのが楽しい(片道300円)、入洞料は450円、中には大型の円形回遊路があり、形にちなんだ名前もあり面白い、照明の色が秘宝館のようだ
この鍾乳洞など洞川財産区の管理運営となっている http://www4.kcn.ne.jp/~zaisanku/page002.htm
チェックインの15時を過ぎたため、旅館に入り早速温泉で疲れをいやす
もみじ祭の前のイヴェントとして18時からライトアップがあり龍泉寺や温泉街「行者さん通」の提灯などを楽しむ、川の水の音も聞こえない静寂に和む、京都の騒音と人混みとは違う、なおコンビニも見当たらない
19時から夕食を楽しみ、それからまた温泉に浸かる、ゆったり、アメリカ大統領選挙の速報を見る
うとうと寝てしまう、24,400歩
翌日は5時に目が覚め、景色を楽しみ、宿の階段、手すりの建築内装と帳場や待合の歴史・霊場・行者関連の室礼を写真に撮る
内風呂を2回楽しむ、疲れが癒され8時に朝食、4杯飯となり満足
花屋徳兵衛に荷物を預け、9時から大峰山龍泉寺( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BE%8D%E6%B3%89%E5%AF%BA_(%E5%A5%88%E8%89%AF%E7%9C%8C%E5%A4%A9%E5%B7%9D%E6%9D%91) )を訪れる、本堂横の五色幕は真言宗だが、境内は池と丹塗りの反り橋と神社(神道)を感じる、また、行者の修験門が総門の東西にある( https://ohminesan-ryusenji.or.jp/guide/ )、昔は女人禁制だったとある、池の水行場、龍之口や女性のための龍王の瀧など禊のための施設がある
真言宗と天台宗は山岳密教であり、特に醍醐派は修験との相性も良かったため寺となったのではないだろうか
原始神道と仏教の習合を感じた、参詣道の拠点なのだろう、錫杖( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8C%AB%E6%9D%96#:~:text=%E9%8C%AB%E6%9D%96%EF%BC%88%E3%81%97%E3%82%83%E3%81%8F%E3%81%98%E3%82%87%E3%81%86%EF%BC%89%E3%81%AF%E3%80%81,%E6%9D%96%E3%80%81%E9%87%91%E9%8C%AB%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%84%E3%81%86%E3%80%82 )にある3つの輪が寺紋となっている
夫婦でなで石を持ち上げ、「たたくと重くなるな!」( https://gendai.media/articles/-/73037 )と確認しあう、朝の冷え込みもあり紅葉がより深くなっている、霊気を感じる寺だ
洞川自然研究路( https://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/modelcourse/kenkyuro/ )を散策する、甘く見ていたが結構な高低差、階段がある、吊り橋は確かに眺めが良い、エコ・ミュージアム・センターに行くが水曜は定休日、残念
気をとりなおし五代松鍾乳洞( https://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/spot/5164/ )、(林業用)モノレールが改修され、登りも下りも急阪が楽しめる(往復600円)とのことで、ヘルメットを被り早速楽しむ( https://yamatabito.com/0826tenkawamura2/ )、35度近い急傾斜と苔が見事であり苔寺(西芳寺)を思い出した、ヘルメットのまま案内のおじさんとともに鍾乳洞(450円)へ4人で入る
中は狭いくヘルメットが必要なのが良く分かる、おじさんの解説が面白い、奇岩が多く楽しめる、これは良い、手作りの良さがある
下りのモノレールは、前に座ると怖い、エンジンがバックファイアーを繰り返していた、大規模な商業主義のテーマ・パークではない村の観光施設なのが良い、閑散期に来て良かった
このあとごろごろ茶屋でコーヒー、水を汲みに来る有料駐車場は大阪や和歌山のナンバーが多く、商売に使うのかと思うくらい水をくんでいた、近くに「ごろごろ水」の工場もある
役小角の修行場と言われるこうもりと燈籠の岩屋(横穴・洞窟)を拝観した、空海が土佐の室戸岬にある御厨人窟( https://www.city.muroto.kochi.jp/pages/page0300.php )で悟りを開き「空海」(空と海)となったのを思い出す
お土産を何かを思ったが、陀羅尼介も要らないため、干物や青物を狙ったが観光案内所に聞いてみてもそういうお店がないとのこと、道の駅みたいなのがあると良いな
再度、龍泉寺と天川村立資料館のギャラリーでゆったりする、花屋徳兵衛に荷物を取りに行く、バスに乗るが1時間11分と時間がかかる、疲れて下市口駅に着く
1時間程特急待ち駅の北にローソンがあるが買いたかったサンドイッチは全部売切れ
街をぶらつくが人が見えない、シャッター商店街( https://ameblo.jp/moriyasu-kitamura/entry-12499889008.html )、かろうじて開いている薬局は接客中、八百屋・床屋は暇そうだった、近年閉店の張り紙が多い
その先に 廃屋のような40年閉ざしている「下渕マーケット」は崩壊寸前
https://www.syoutengai-sanpo.jp/all/shimoitiguchi-shimobuchi/
https://www.ktv.jp/news/feature/230530-akiya/
大淀食堂街も閉店の様、その向かいの来来飯店 大淀店 も移転しており店だけ残っている
https://www.syoutengai-sanpo.jp/all/shimoitiguchi-oyodosyokudougai/
結局、橿原神宮前駅にてパンを買い車内でゆったり食べた、京都駅の飲食と地下鉄は観光客で大混雑
20時前に帰洛し22,100歩、家のお風呂もゆったりする、トランプが大統領との速報、急に世の動きを感じる