トビー少年の悩みは、ママが自分を子ども扱いして、やたらとキスすることです。
前回ねず缶イラストの作者トミ・ウンゲラー作・画の絵本には、少年期を迎えた息子と母親の微妙な食い違いと
仲直りの過程が、サラッとドライに、それでいて、ほのぼのと描かれています。
原題は「No Kiss for Mother」で、「ママのキスはおことわり」といったところでしょうか。英語版では少年の名前は
パイパー・ポー、ドイツ語版ではトビー・タッツェ。ポー(Paw)もタッツェ(Tatze)も、猫などの足を意味しています
上の画像はディオゲネス出版のドイツ語版。かなり多くの言語に訳されています。日本語版もあります。
連想美術館:トミ・ウンゲラー
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