随分昔のことですが、本屋さんの安売りコーナーで偶然みつけた本があります。
「もう、ここにはいられない」というタイトルで、色々な人たちの「最後の言葉」を集めたものです。
中で一番気に入ったのが、テルモピュライで戦死したスパルタ王レオニダスの言葉です。
レオニダスは紀元前480年、圧倒的多数のペルシャ軍をテルモピュライに迎え撃ち
ギリシャ軍はほぼ全滅。戦いの前にレオニダスは部下の兵士たちに言ったのです。
「今夜は、地下のハデス(冥府の神)のところで、一緒に晩飯を食おうぜ!」
絶対確かな死を目前にして、何と軽く明るい言葉でしょう
これも大分前ですが、従妹にこの本を見せ、レオニダスの言葉を話したところ
従妹が最初に発した言葉は
「部下の兵士たちは何て答えたのかしら?ワーイ嬉しいなーって喜んだのかしら?」
この本は気に入っている本のひとつですが、今手元にありません。
引越しの時、僅かな蔵書をダンボールにぶち込み、もう半年以上経つのに
半数以上が、まだダンボールに入ったまま地下室に山積み
この本に収録されている言葉で、もうひとつ、気に入っているのが北斎の言葉。
「あと10年あったら。いや、あと5年でもいい。そうすれば何かが分かってくるだろう。」
巨匠の言葉には重みがあります。(本がないので、一語一句正確というわけではありません)
ほかにも、幾つか印象的な言葉がありますが、いずれ本を「再発見」したら紹介いたします
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Wikipedia:
レオニダス
Wikipedia:
テルモピュライの戦い
Wikipedia:
ハデス
Wikipedia:英語版Hokusaiに紹介されている
北斎漫画