独仏と言っても、ドイツとフランスのことではありません。「独語の仏陀」の勝手な省略形
手塚治虫の「ブッダ」ドイツ語版について、1月16日付NZZ(新チューリヒ新聞)に書評記事が載ったのです。
当時ゴタゴタ中で、やっと今になって紹介
その記事全体:タイトルは「悟りへの長い道程」
漫画の部分を少しアップ
NZZは、
フランクフルター・アルゲマイネ(ドイツ)、
ル・モンド(フランス)、
コリエーレ・デラ・セーラ(イタリア)などと並び、ヨーロッパを代表する高級紙です。この新聞に紹介されることは、それだけでハイレベルの作品であることを意味しています。
「ブッダ」に対する、この書評の総合評価
著者は、この作品で自己のあらゆる技法を駆使している。描写は明快で、厳密で、しかも極めて生き生きとしており、子供らしい丸みや抽象的な形式化と熟達した完成度を示している。シッダルタが自己発見の道を進むように、ときには瞑想的で、ときには大胆なヴィジョンが現れ、時には爆発的なアクションが広がり、見る者を惹きつけてやまない。10巻に上る大作は疑いもなくコミックス史上のクラシック作品だが、「ブッダ」はなによりも、迫力あふれ、全ての年齢層が楽しめる傑作である。
えー、実は私、この作品を読んでおりません。
10巻というと、ちょっと重圧を感じますが、読んでみるつもりです
みみずボログでは、以前、ドイツ語版「アドルフに告ぐ」を紹介しました。
アドルフに告ぐ その1ドイツ
アドルフに告ぐ その2スイス
日本語版「アドルフに告ぐ」の表紙とは大分違うのではないかと思います。
これはドイツで、
ナチスを連想させる
スワスティカの公的使用が禁止されているためです。