前回の続きです。
数年前、水木漫画がマイブームになりまして・・・(今頃になって!)
今さら記事にするまでもないのですが、こんな遅れた人間も遂に読んだ!
・・・という恒例の遅報です
猫目線で描いた
南方熊楠の伝記
水木しげるは、天才・鬼才・異才である熊楠を描くのに理想的な漫画家だったと思います。
水木さんの猫さん大集合
鬼太郎シリーズも含め、只者ならぬ猫さんたちが魅力的です。
日本史上の出雲の重要な意味を語る貴重な作品
NZZの評価通りファンタジックで詩情豊かな回想記
「のんのんばあ」は勿論ですが、お父さんも素晴らしい人だと思います。
書き下ろしでリアルに描かれた戦争漫画の金字塔
「あとがき」の最後で水木さんは次のように記しています。
「ぼくは戦記物をかくとわけのわからない怒りがこみ上げてきて仕方がない。多分戦死者の霊がそうさせるのではないかと思う。」
著者の大きな怒りと悲しみが伝わってくる作品としては「
西部戦線異状なし」を思い出します。
戦争の悲惨さをリアルに描き出した多くの作品があるにもかかわらず戦争がなくならないこと、これも限りなく大きく重い悲劇です。
ほかにも色々水木作品を読みましたが、時間の都合で省略。