前回の住民は遥か昔のその又昔、この辺にお住まいだった方々でしたが、今回は現代の住民の皆さん
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ウィーンには
ドナウ水郷国立公園があり、
ビーバーなども住んでいますが、今回は
中央墓地のウィーン市民です。
ウィーンを「音楽の都」たらしめた多くの作曲家の墓碑があるため、観光名所にもなっています。
著名な作曲家の墓碑は同じ区画にあるので、
2.5平方キロメートルの広大な敷地を放浪する必要はありません。
リスさん
遊ぶリスさんたち
シカさん
ウサギさん
大都市の墓地は広い敷地に自然環境が保存されているため、
種多様性を保持する重要な拠点と言えます。
とりわけ第9門の地域は観光名所となっている第2門から大分離れているので、四つ足市民や翼をもつ飛行市民の方々も多いところです。
第9門を入ったところの様子
昔々、初めて中央墓地に行ったときのこと。作曲家の墓碑を見たあと、出発点の第2門へ戻るつもりで、高をくくってトットコトットコ歩いているうち、何だか訳の分からないところへ迷い込んで、人里離れた感じの野原に出てしまいました。それが第9門でした。そこは貨物列車用の鉄道があって、ちょうど国鉄職員らしき人がいたので、道を尋ねて、無事「人里」へ戻ることができました。