春が近づくととても気持ちが忙しい。
もうあの花が咲いているだろうか?もうあの木が芽吹いているだろうかと。
又早咲きのさくらを探して上野公園を歩いていたら「時わすれじの塔」にめぐり合った。
今日3月9日は東京大空襲の日だ。
戦闘員でもない老人も子供も一夜にして10万人もの人が亡くなった。
62年前の事だ。
浅草寺境内にある(まんしゅうじぞう)のようなただならぬ気配は感じないけれど素通りは出来ない気持ちになる。
大空襲で家族を亡くした海老名香葉子さんの悲願で建てられたそうだ。
満開のさくらはところどころにある。
さくら祭りの準備は出来ているがまだ静かなものだ。
さくらものんびりと咲いている気がする。
少しだけ日の当たる林のなかの黒い土になずながロゼット状で生えていたのを採集してきた。
湯がいて細かく切りたこの塩辛と熱いご飯に梅酢を少したらしてまぜ酒の肴にした。
5月の式根島野外教室の時採集して果実酒にした島桜のサクランボ酒(2006年6月30日記)を味わった。
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