10時ごろ開墾している畑ではクレームがつき木や草を焼けないのでまだ道路工事中のギャラリー作唯の前でなら焼けるので昼までに木や草を運び昼から焼こうと思っていたらふきのとうさんが干し柿にする柿を実家でくれるから採りに行こうとやってきた。
焼くのは昼からでもいいと思って柿を採りに行った。
柿やみかんを採って帰り、昼ごはんを食べていたらもみじさんより電話がありこんにゃくが出来たから届けると言う。
隣の光工房の蒔きストーブの灰を届けたので作ったらしい。
又セイザエモンサンが来たと思った。
もみじさんは高校を卒業してすぐ切山よりまだ6キロ山奥でお父さんと2人で山を開墾してみかんを植えた人だ。
切り倒した木を焼きながら開墾したらしい。
もみじさんは来るなり頭を綿手ぬぐいで包みてきぱきと火をおこし始めた。
あまり火が大きくならないように大きな木を上に置くとか電話のとき火をたくと言っていたのでホイルに包んだ芋持参だが少しおきができて入れるとかいちいち納得いくことばかりだ。
かなり運んでいたのに1時間ぐらいで灰になった。
もっと焼こうと言ってくれたので一輪車で木の根っこや掘ったばかりのススキの根っこなぞも運んできた燃やした。
おきができると大きい木でもらくらく燃えるそうだ。
2時間ぐらいたった頃はやぐらを組んで焚くキャンプファイヤーの火ぐらいになった。
もみじさんは酸素を入れるとか木の灰を落とすとよく燃えるとか付きっ切りで火の調子を整えている。
私一人ではこんなに早く木を燃やせなかった。
大きな木がおきになってるのを見て消壷に入れると炭になると言った。
開墾地の生活では冬の暖房用に炭も作ってていたそうだ。
エコ生活だと大騒ぎしないでも数年前までそういう生活だった。
それにもみじさんは数年前のみかんの減反政策でチエンソーで3千本のみかんの木を一人で切り倒して町中へ下りてきた経験があるので大木を薄くチエンソーで切ることが出来る。
私もチエンソーを自由に使いこなしたいが開墾地には3千本も切る木はない。
もみじさんが帰った後午前中ふきのとうさんと採ってきた柿をむきながら火の番をした。
朝から木に登って柿を採ったり開墾地より木や草を運んだりと体を使ったが焚き火のぬくもりで幸せ気分イッパイだ。
それに炎はとても美しい。
たかが焚き火と思うが実践を積んだ人の焚き火は一味違う。
道路が出来るまでにせっせと開墾し焚き火をして焚き火を楽しめるようになりたい。
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