一日なのでふきのとうさんに車に乗せてもらい切山の昌平校塾へ行った。
いつものように粗食だと言って出されたのは五穀米入りのおかゆに塩昆布と梅干を入れたものだった。
おかゆには味がついておらず梅干と昆布の塩味と酸っぱさがやさしかった。
お漬物はダイコと白菜の塩ずけ。
差し入れには麹の甘みのきいた甘酒。
講義が終わって出たのはとろんと片栗の利いたしょうが湯。
いつも心のこもったやさしい味のものをいただきエリを正す思いで帰ってくる。
今回は1月18日になくなった前々市長の石津栄一さんを偲ぶ内容だった。
去年の12月1日の昌平校塾では同じ机で講義を聞いた。
10月の二州祭には元気に乾杯の音頭をとられていた。
盛大な葬儀の後遺体は愛媛大学医学部に献体のため運ばれたそうだ。
献体の会理事長でもあられたらしい。
数回しかお目にかかれなかったが生前お会いできて本当に良かった。
主催者の真鍋潤さんが彼のエッセイを読んでくれた。
”人間生きる為に素直さが必須条件。例えば学問をしても、スポーツをしても、世渡りをしても、人の子の親になっても素直な方が、周辺も助かり、自分も幸せになれる。”という一文だった。
心からご冥福をお祈りします。
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」