”アイヌ文化を体験しようー文様に親しむ”のワークショップに往復はがきで申し込み返信の住所を見たら徳島県立鳥居龍造記念博物館には番地がない。
調べると文化の森総合公園内にあるようだが見当がつかない。
行って驚いた。
広くて立派な施設の大きな建物の2階に徳島県立鳥居龍造記念博物館はあり展示スペースも広い。
鳥居龍造がいかに偉大な仕事をし徳島県人に大事に思われているかよくわかるが私は名前しか知らなかった。
四国でアイヌ文化の展示が見られるのはありがたいことだとと妹のきんかんを誘ったら遅ればせながら勉強がしたいというきんかんは喜んで参加。
ワークショップ参加者は撮影可で展示物も試着可。
木の皮や棉で織られ作られた上着は一枚仕立てでドサッと重く着心地はいまいちだが着られたのはいい経験だった。
形は違うが今私は第9回クラフト展(イエツァオグループによる)に向け木の皮で花器を製作中。
繊維のしっかりした種類もあるが糸にして布をつむぎ出す作業は考えられない。
アイヌ独特の模様には興味があったがやっぱし魔よけの役目だった。
襟首、手首、すそ隙間から魔物は入ってくるので魔よけの模様を施したようだ。
機を織り着物を作っていた時代はどの民族も家族の幸せを祈り着物を作っていたと聞く。
大量生産大量消費の今では考えられない思いがこめられた衣類だろう。
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