採るのは楽しいが皮をむくのが大変だ。
少ししんなりさせたほうがむきやすいのでナイロン袋に入れて日の当たる場所に置いた。
しんなりしたころ母がやってきた。
話し相手をしながらむいたが一時間以上たち話が尽きてもまだむき終わらない。
母はほとんど自分のことを 話す。
皮をむいたのが山盛りになったのを見て食べてみたいと言ってくれた。
母にはタシッポ料理をしてもらったことがないのでいろんな人より聞きながらのタシッポ料理だ。
その日は畑へ草刈に行く時間になったので 残りのタシッポは明日に持ち越し。
去年よりタシッポの先っぽはテンプラにして美味しくいただくようになったので捨てるのは皮だけだ。
今までの経験により先っぽに近いと繊維分が少なく柔らかいが塩漬けにしても湯がいても形がくずれやすいので先っぽの部分と他の部分の調理方法を変えた。
今回は先っぽに近い部分はお湯をかけただけでさまし油いためした。
その他の部分は塩漬け。
中が空洞なので塩漬けすると5分の一ほどになる。
写真は下よりテンプラ用の先っぽ、先っぽに近い繊維分の少ない部分をお湯をかけてさました、上は塩漬けしたもの。
タシッポの旬は短く料理には時間と手間はたっぷりかかるが又一年無事に過ごせたと思いながら皮をむいた。
タシッポを採りに行くと毎年咲いている。 今年初めて私より先に採りに来た人がいたようだがコアニーは採られてなかった。
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