一度ピンホールカメラで写した写真を見たいと思っていた。
念願かない見ることができた。
玉川美術館で2月7日まで開かれている鈴鹿芳康個展だ。
3脚を設置したピンホールカメラ。
阿波和紙にプリントされているが写真でもなく油絵でもなく日本画でもなく、また全部の要素があるようでもあり。
妹のきんかんが一緒に写してほしいといった写真。
思わぬ結果が出てくることがあると書いてあったが。
”撮るというより撮らせていただく”とも書かれていた。
大自然の見えないエネルギーを撮らせていただいた写真なのだろう。
ピンホールカメラとともにの旅の途中に目についたものたちも透明樹脂に閉じ込めて展示してあった。
長い間海の底にいたのだろう貝殻が付いた黒い靴。
作品鑑賞中体に力が入っていたのか窓から見える景色を見てほっとした。
すべて美しい写真なのに。