”100の緑の中で”とのテーマで2011年JSRAC賞授賞式の花を内村セツ子さんが生けるにつきグリーン部分の花材の注文をいただいた。
デザイン画を送ってきてくれたがかなりの大作だ。
ちなみに金賞は高橋洋子”残酷な天使のテーゼ”、銀賞は木村カエラ”BUTTERFL、銅賞は坂本冬美”また、君に恋をしている”だが金賞と銀賞の歌は知らなかった。
金賞はパチンコ屋で銀賞は結婚式会場でよく歌われているそうだが両方ともあまり縁がない。
写真はジョウナの実だが色がきれいで質感が面白いので今回の花材のひとつにするつもりだ。
冬には葉も柔らかく美味しかったが花芽が伸び始めると硬くなる。
でも花は地味だが菜の花感覚で食べている。
花市場で見かけたことはないが花材としては気に入っている。
古賀会館の華やかな授賞式の花としてジョウナの実が参加できるのはうれしい。
金生町産のさまざまなグリーンが授賞式に参加する。
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元気な草にまぎれてショボショボとした葉を茂らせていたラッキョウを掘ったら意外としっかりした大粒のラッキョウが出てきてオドロキ・・
2年前植えたものだ。
すぐ洗ったら薄皮が簡単に取れた。
東京生活のときラッキョウを買ったものの薄皮を取るのに一苦労した思い出がある。
採ったばかしだと簡単に取れるようだ。
半日ほど塩漬けしたのを塩抜きして食べたがカリカリとして辛くて美味しかった。
今年はあまり採れないがたくさん採れるように植えるつもりだ。
草にも日照りにも負けず肥料も必要とせず元気に育ち美味しくて保存食として一年中食べられるなんて本当にありがたい。
それに白くて形もとても可愛い。
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畑では今野菜の花の花盛りだ。
ダイコや菜の花類の花は盛りは過ぎたが遅く咲くタカナの花はまだ食べている。
シュンキクのつぼみがつくとやわらかいところからカットして少しあくが強くなっているので湯がいて汁物の具にする。
菜の花もシュンキクも同じだが花を咲かせてしまうと新しいつぼみはつかないが摘むとこれでもかこれでもかというほどやわらかい花芽をつけてくる。
”葱坊主はテンプラにして食べる”と聞いたことがあるのを思い出した。
花盛りやもう実がついているのもあるが採ってきて汁の具や湯がいてサラダに入れて食べている。
やっぱしねぎの味がする。
花まで食べると長い間楽しめる。
葱坊主と写しているのはウイキョウの葉だけれど散らし寿司に乗っけて食べると意外とおいしい。
今日は畑で草刈していると散らし寿司の差し入れをいただいた。
汁物も作るでしょうからと山椒の新芽をあげると喜ばれた。
しばらくするとおすそ分けだと又掘って来た貝をいただいた。
今畑は草刈に忙しくあまり収穫物はないが畑へ行くだけでいろんな食料が集まった。
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赤いヘビイチゴの実と茶色のソラマメとキュウイのツルの写真だけれど今日は驚いた。
今ポットに種を蒔くとすぐ芽吹き数時間見ないともう伸びている状態で毎日楽しみで何回もみている。
畑もおんなじだった。
もう草の海状態・・・・・。
種を蒔くにも苗を植えるにもまず草刈だ。
いい具合に雨が降り雨間をぬってせっせと草刈をしていたら隣の人に”カわいませんか”と声をかけられた。
隣は草一本も生えてない感じだ。
ちょっとドキッ!!
緑いっぱいの畑はカの温床?・・
あわてて草刈をしていたら背の高い草の下で赤いヘビイチゴの実がたくさんなっていた。
まあなんと逞しい。
早速果実酒ように採集。
やっと赤ソラマメがなり始めたので一緒に写した。
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いつもならこの時期は野外教室のことを考えながら本を読んだり書を書いたりとすごしていたが今回はもう制作にはいている。
7月下旬に大町市主催の芸術祭で現地に滞在して作品を作るのと11月には四国中央市紙のまち資料館での個展があるからだ。
素材はそろっているもののどうしても集中してとりかかれない。
熊谷守一の画集を持って山小屋行った。
”仏画”とかかれている絵を見たときなんとなくできそうな気がした。
今回はアクリル絵の具も使うつもりだが色は”夕立雨水”ににた色合いにしょうと思う。
この絵を見てアーサー・ビラードが詩作していた。
絢爛豪華たる王座に
踏ん反り返っている王様でも
しょせんは自分の
ケツの上に座っているのだ_
誰がいった言葉だったかとにかくおれのケツには
この幹があう。
朝からここに座って
風が運んでくる匂いを嗅ぎ
鳥達の議論に聞き入って
雲が通れば無数の陰が一斉に
塗り直される、この豪華さ。
静まり返ったかと思うと
犬のクロがおれをよびにくる。
そのくるっとした尾っぽだけで
畑の向こうの山々まで
世界がはなやかになる。
この詩のように熊谷守一は名誉や地位やお金に価値を持たなかった人だ。
大きな絵は描かず身近な素材を絵にしたようだ。
花の店野草(イエツァオ)を閉店した後熊谷守一美術館にはいったが今回の画集を見たほうが心にしみいるものがあった。
”絵描きくさいのはやりきれない。
それは大変な欠点です。”の言葉もうなずける。
いいとときにいい画集と巡り会えた。
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座るとコロコロと動くがすわり心地のいい流木の椅子ができた。
お尻を乗っける場所には紙の帯芯に染色したレース糸をちくちくぬって補強したのを使った。
紙の帯芯は戦時中布がなくて紙で代用したものだと聞いている。
海岸で拾って来た時は黒い焼け焦げがいい色合いだったが椅子にするには服につくので削らないと具合が悪い。
木にくわしい人が桐だと教えてくれた。
桐は火に燃えぬくいというがどんな状況で燃えたのかまだらに燃えている。
先日作った小槌と彫刻刀で黒い部分を削った。
予定ではくさび状の別の流木を加えて動かなくするつもりで海へ流木を探しに行って数個拾っては来たが使わなかった。
どの方向から見ても違う形で座ってみて体を揺らすとコロコロ動くのも楽しい。
一日中黒いこげの部分を小槌でとんとんたたいて削るのは疲れる作業だったが削っただけ軽くなったしちょうどデイバックに入る大きさなので5月21日~23日に開く第34回野草(イエツァオ)野外教室の素材としてもって行くことにした。
開山のいろんな遊具がある場所で働いてもらえそうだ。
第34回野草(イエツァオ)野外教室参加者募集
場所 伯方島 鵜島 多々羅大橋他
日時 5月21~23日 21日~22日参加も可
電話 0896-72-6808
自然を借景にした造形教室。
今回初めてフジの花で果実酒を作ることができた。
意外と花が咲いていても手に届く場所にはない。
早速焼酎に漬けたが2~3日で花の色は白くなったので2週間目に取り出した。
捨てるには忍びないのでレモンを入れて砂糖で煮てみた。
味はいまいちだが少しずつ楽しんで食べるつもりだ。
ツルも食べられるようだが種もおつな味がするそうだ。
伊豆七島で採れるハマナタマメは急に思いたち食べてみたことがある。
新しい豆は美味しかった。
花は全部摘んではないので実はなるだろうから秋に採りに行こう。
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愛宕山やすらぎの家の近くを散策していたらカタバミの花なのに少し風情の違う花が可愛く咲いていた。
そういえば愛宕山やすらぎの家オーナーの参鍋さんより黄色い小さな花がたくさん咲くけどなんという植物だろうと聞かれていたのを思い出した。
調べたら”オッタチカタバミ”だった。
在来種のカタバミより背が高い。
新規の外来植物で2000年ぐらいから目立ち始めたようだ。
参鍋さんは養豚業を営んでいて豚糞を施しているところに生えている。
かなり広がっているアメリカフウロウも混生していた。
参鍋さんは背も高くならないし花が可愛いので周りの草を刈っているといっていた。
3年前より生え始め今年は増えたそうだ。
切山は養豚業が盛んなおかげ外来種の広がりが早いようだ。
価値観の決まってない植物でも自分が可愛いと思ったらせっせと手をかけ増やそうとする参鍋さんのとらわれない自由な性格が事業の成功につながったのだろう。
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ユキモチソウのやわらかそうな花芯に背中をピッタシくっつけて居心地よさそうにかえるがいた。
いい場所見つけたな・・としばらくみてても動く気配もない。
今日は第2日曜日でいつものように平家遺跡保存会の真鍋潤さんの案内でのハイキングだ。
行った場所は3県県境。
愛媛県 香川県 徳島県の県境の三角地点が目的地だった。
潤さんの話では四国では3県県境は2箇所だが全国では130箇所以上ありその場所を踏破している人たちもいるとか。
いろんな楽しみを持っている人たちはいるものだ。
三角地点での休息時間に博さんのハーモニカ演奏で”ふるさと”などの童謡をみんなで合唱した。
天気に恵まれてあふれる新緑の中やわらかい心になっての童謡合唱は心地よかった。
帰り道切山の人に接待を受けた家の一角でユキモチソウとカエルに出会った。
なんとなくいいハイキングのいいおまけの出来事だった。
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3習慣ほど入院していた先輩は元気に?退院してきた。
近くに筆の博物館があるから行こうという。
3週間も入院していていきなり大丈夫なのかと思うが今まで病気知らずで来た人でよっぽど病院があわなかったのだろう。
退院してすぐ洗車したと奥さんの山の会の先輩が病気を甘く見ていると怒っていた。
広島の筆は有名だが今回の予定には入ってなかったが筆には興味がある。
先輩の家より20分ほど走った山の中に立派な施設があり周りも公園になっている。
私は周りの施設や書道筆はじめ化粧筆といろんな手作り筆に興味がありゆっくり見たいがやっぱし疲れるのかさらっとみて帰ることになった。
それでも思わぬ世界が見えて先輩もそれなりに元気でよかった。
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売店では絵や書の筆はもちろん化粧筆やあらゆる筆が売られている。
片岡鶴太郎の展覧会も開かれていた。
今回泊めていただいたのは去年の夏開かれた川之江山岳会創立50周年記念登山で数十年ぶりにあった先輩の山仲間夫婦の家だ。
小高い山を造成して作った新興住宅地に家はあったが土が見える場所はほとんどなくセメントで作られていのが見事だった。
津波は大丈夫だけれど・・・・・。
晴れていれば瀬戸の海がきれいに見えるのだろう。
旅で生活の場である知り合いの家に泊めていただくのは観光地で泊まるのとは違うよさがある。
朝食を作っていただいている間に散歩に出て植え込みの中などでかろうじて野草を採集して生けた。
これは退院してきたご主人をお迎えする花だ。
やっぱし山仲間・・。
野の花が退院祝いの花になったのに喜んでくれた。
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