ウォール街投資家の成績はサルよりひどい?
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【NEW】月刊三橋事務局(経営科学出版)
2020/1/7, Tue 14:41
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あなたはウォール街の投資家たちに
どんなイメージを持っていますか?
・非常に頭のいい
秀才たちが取引をしている
・寝る間も惜しんで
情報収拾を欠かさない
・そのような投資家たちが
世界経済を回している
・・・そんな、
立派なプロフェッショナル
というイメージを持っているかもしれません。
しかしどうもそんなイメージは
「真っ赤な嘘」のようです・・・
ノーベル経済学賞受賞者
ダニエル・カーネマンは
著書「ファスト&スロー」で
こう述べています。
====================
投資信託ファンドは、
経験豊富なうえに
猛烈に働くプロフェッショナルが運用しており、
彼らは巧みな売り買いを通じて、
顧客のために望みうる
最高の結果を達成できると考えられている。
にもかかわらず、
五〇年間にわたる調査の結果には
議論の余地がないーーー
彼らの運用成績は、
ポーカーよりもサイコロ投げに
近いのである。
少なくとも投信ファンド三件に二件は、
どの年をとっても、
市場全体のパフォーマンスを下回っていた。
(中略)
ファンドマネジャーのほぼ全員が、
知ってのうえでかどうかはともかく
運次第のゲームをやっているという点で、
研究者の意見は一致している。
====================
統計データから著者は
ただの「運次第だ」と
断言しているのです。
著者のダニエル・カーネマンは
このことを投資会社の経営幹部に
伝えたことがあるようです。
経営幹部たちは
薄々その事実には気づいており、
そのことを真摯に聞くだけの
知性は持っていたようです。
しかし、この事実は
「なかったこと」にされました。
翌年も同じような運用がされ
「運次第」の仕事を続けたのです・・・
この問題は単に個人の問題ではなく、
金融業界の文化に深く
根を下ろしているのです…
心理学者である著者は
これについて次のように述べます。
====================
業界の大前提に疑義を呈し、
ひいてはそこで働く人たちの
生計の手段や自尊心を
脅かすような事実は、
けっして受け付けられない。
脳が消化できないのである。
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ウォール街の投資家たちが
自分たちの仕事が
知識労働でもなんでもなく、、、
ただの運任せのマネーゲーム
であることに気付きながら、、、
ときおり大成功する
リターンに中毒となっているのです、、、
ですが、そのままでは当然、
投資家たちは儲かりません。
そこで彼らが「確実に」儲けるために
目をつけたこと・・・
…それが「命に関わるもの」です。
思い出してください。
2008年のリーマンショックは
不動産から始まりました。
人が生活していく上で必要な
衣・食・住のうちの
「住」に関するものです。
世界を巻き込んだ大不況でしたが
投資家たちは反省することなく、
今なお、
農作物・魚・医療・薬・防災・防犯…
このような私たちが安全な生活をする上で
欠かせない「インフラ」に参入することで
「確実な儲け」を企んでいるわけです…
先日からご案内している
堤未果の講演では
ウォール街の最新事例を、
出来るだけ具体例を挙げてご紹介します。
私たちの身の回りの
生活用品からインフラまで、
いったいどのように変わっていくのか…?
自分自身、そして家族の生活を守るためにも、
ぜひ、堤未果の講演をご覧ください・・・
講演の様子はインターネットで
LIVE配信します。
日時は1月16日(木)19:00です。
>LIVE配信の詳細はこちら・・・
ー月刊三橋事務局 小川友希
PS
ウォール街の投資家たちが目をつけた
関連企業は軒並み株価が上昇しています。
それを実現するために
日本の法案も少しずつ、
変えられてきました…
マスコミが報じない真実を
知ってください・・・
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