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ヘンリー王子称号返上へ「王室スキャンダルは時間が経つほど悪化する」在位70年エリザベス女王の知恵と決断
1/20(月) 19:13配信
(FNN PRIME)
いいとこ取りの虫のいい話
ヘンリー王子とメーガン妃は、1月7日にカナダ・バンクーバーでの休暇を終えてイギリスに戻った。翌日8日に、2人はインスタグラムで高位王族から引退するとの爆弾発言を行った。エリザベス女王は、当日テレビのニュースで知ったそうだ。内容は、自分たち二人は英王室のシニア・ロイヤルを退き、経済的に独立した生活を送りたいというもの。これに、イギリス国民はわきたった。革新的な夫妻らしい決定で、潔さに感心された。
【画像】自身のインスタで「王室を去ることは大変悲しい」と気持ちを吐露したヘンリー王子
しかし、読み進めると何かおかしい。税金はいらないといっているものの、それはヘンリー王子の収入のわずか約5%、1500万円ほどに過ぎない。残りの95%は、父親チャールズ皇太子のコーンウォール領などからの収入で、こちらの3億円近い金額は、今まで通り受け取る。税金は受け取らないので、公務は減らす。公務の出欠は自分たちの都合に合わせて選択する。これは虫のいい話で、いいとこ取りではないか。しかも、英王室の称号を手放すことなくイギリスと北アメリカを住み分けるという。
しかしイギリス王室は18日、夫妻が今後、王族の称号を失い一切の公務から退くとして、王子夫妻の意向を受け入れない姿勢を示し、ヘンリ―王子は自身のインスタグラムで「王室を去ることは大変悲しい」と初めてこの問題について心境を語った。
在位70年 世界最長在位期間を誇る女王の知恵
動いたのは、エリザベス女王だった。発表からわずか5日後の13日に、王室の別邸サンドリンガムにチャールズ皇太子、ウィリアム王子、そしてヘンリー王子を招いて、ロイヤル・サミットを開いたのだ。ランチを終えた午後2時から3時間の予定で、サンドリンガム邸のロングライブラリー(図書室)の長いテーブルに顔を揃えた。
異例の緊急家族会議は3時間はかからず、女王はアフタヌーンティーをいただく午後5時前に声明を発表した。まずは、93歳の女王のリーダーシップに称賛の声があがった。すでにこの件について報道合戦が過熱しており、連日世界中で事の成り行きが発表された。王室スキャンダルは、時間が経てば経つほど悪化すると女王は考えた。あらぬ憶測が飛び交い、真実は遠くかすんでいく。英王室全体のイメージはあっという間に落ちるだろう。トラブルは一刻も早く解決への道筋を立ててしまうことが肝心なのである。女王はもうすぐ在位70年を迎える。世界で最長在位期間を誇る女王の経験からくる知恵かもしれない。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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