ほくそ笑む・温暖化説論者
細菌もCO2を排泄しているし、
これで緑の植物がCO2を排泄できなくなり
更に動物を減らせば
世界の人口は減らせるぞ
そうすれば温暖化問題はかたがつく
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世界中の土がパサパサになってしまった」東大教授が警鐘…人体への悪影響も及ぼす「土」問題の深刻化
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世界の食料需給がひっ迫している。コロナ禍による物流の混乱や、ウクライナ戦争により食料が値上がりしたのも記憶に新しいが、近年相次いでいる異常気象は今後も起こると予想され、世界の農業生産の見通しに暗い影を落としている。 【漫画】死刑に参加した刑務官が明かす…死刑囚が執行時に「アイマスク」をする理由
そんな中、世界の「土」問題がいよいよ深刻化していると、東京大学大学院教授の鈴木宣弘氏は指摘する。化学肥料・農薬は農業生産を飛躍的に高めたが、その反面、土壌の劣化をまねき、「土がパサパサになってしまった」と鈴木氏はいう。 その結果、洪水などの影響を受けやすくなったほか、人体にも思わぬ被害が生じかねないという。鈴木氏の著書『世界で最初に飢えるのは日本』より一部を抜粋してお届けする。
世界の「土」が破壊されている
いま、世界では、異常気象による洪水や渇水により、農業生産に大きな被害が生じている。だが、それにも、実は人災という側面がある。 1940年代から60年代にかけて、いわゆる「緑の革命」が起こった。化学肥料の大量使用と、品種改良、農機具の機械化によって、穀物生産量が大幅に伸びたのだ。 世界から飢餓を減らしたという点で、この「緑の革命」には意義があった。
だが一方、その弊害も顕著になってきている。 土にはたくさんの微生物がおり、その微生物を中心とした生態系がある。しかし、近代農業の普及により、化学肥料や農薬が多用されたことで、土壌の中の微生物が減少し、土の中の生態系が破壊されつつある。 土の中の微生物が死滅してしまうと、生態系が崩れ、土壌の保水力が失われる。 「ぱさぱさ」になった土は、少しの雨でも、簡単に流出してしまう。 近年、大雨による洪水被害が拡大している背景には、こうした土壌の劣化問題があるとも言われている。 いま、世界中で「土」が失われつつある。
国連FAOの発表によると、世界の3分の1の表土は、すでに喪失しているという。 また、いまも5秒ごとに、サッカー場程度の土が流出しており、2050年には世界の90%以上の土壌が劣化してしまうという(東京大学非常勤講師の印鑰智哉氏の講義資料による)。 土壌の微生物は、植物が育つうえで、非常に大きな役割を果たしている。 植物は太陽の光を受けて炭水化物を作り出す、いわゆる光合成を行っているが、この光合成で作られた炭水化物の約4割は、実は土壌の中に放出されている。
この炭水化物が土壌に微生物を呼び込み、その微生物がもたらすミネラルによって、植物は成長することができる。 健全な土壌においては、微生物と植物が、こうした共生関係を結び、互いに助け合って生きているのである。 ---------- 後編記事【乳児の顔が紫色になって息絶える…農業の衰退が、恐ろしい「ブルーベビー症候群」を引き起こす理由】に続きます。 ----------