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京都府京都市伏見区醍醐東大路町に醍醐寺(下醍醐)があります。
深雪山(みゆきさん)醍醐寺は醍醐山全山を寺域とする京都屈指の大規模寺院です。真言宗醍醐派の総本山で全国に千もの末寺を持っています。伽藍は広く、山上の上醍醐と裾野の下醍醐に分かれ、80余りの堂塔が立っています。下醍醐には 塔頭(たっちゅう)の三宝院があり、有名な醍醐寺座主を輩出しました。
貞観16年(874)に修験道中興の祖である聖宝(しょうほう)・理源(りげん)大師が醍醐山中に准胝(じゅんてい)、如意輸(にょいりん)の両観音像を安置し、山岳仏教の道場を開き、准胝堂、如意輪堂が建立されました。そして聖宝のあとを継いだ観賢が醍醐・朱雀・村上3帝の信仰を得て、延喜7年(907)に薬師堂が建立されました。
五大堂が完成する頃には上醍醐の伽藍が整いました。引き続いて下醍醐の諸堂の建立が始まり、延長4年(926)に釈迦堂が建立され、天暦5年(951)に五重塔が落成し、下伽藍の寺観が整えられました。しかし文明2年(1470)、兵火によって五重塔を残し、ほとんどの堂宇が焼失しました。
醍醐寺80世・義演(ぎえん)は豊臣秀吉に醍醐寺再興の助力を仰ぎました。慶長3年(1598)、秀吉は醍醐の花見を催すなどして堂宇の再建に力を注ぎました。花見の準備に1年もかけたそうです。江戸時代、徳川氏も当寺を保護し、寺領などを寄進しています。
醍醐寺は平成6年(1994)に「古都京都の文化財」として「世界文化遺産」として登録されました。境内は特別名勝・特別史跡に指定され、6棟の国宝、10棟の重要文化財の建物があります。下醍醐には、国宝の五重塔、金堂をはじめ清龍宮本殿、不動堂、真如三昧耶堂、祖師堂、観音堂、弁天堂、女人堂などが点在しています。
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