旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

上醍醐薬師堂

2019年07月19日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区醍醐醍醐山に上醍醐があります。
 上醍醐にある薬師堂は清滝宮から山を少し登った所に建てられています。上醍醐伽藍の中央にあり、保安2年(1121)に再建された建物です。延喜7年(907)に醍醐天皇の御願堂として聖宝・理源大師により創建されました。上醍醐寺では最古の建物で、数少ない平安時代の遺構として、昭和34年(1959)に国宝に指定されました。
 薬師堂は間口5間、奥行4間、単層、入母屋造り、檜皮(ひわだ)葺きの建物です。正面の両脇間には連子窓が入れられ、正面の中央3間、左右側面の手前1間、背後の中央間には板扉がはめられています。全体に水平感を強調した落ち着いた建物で平安後期の気風をよく伝えています。
  本尊の薬師如来坐像は脇侍の日光、月光両菩薩とともに国宝に指定されています。理源大師が延喜7年(907)に弟子の会理僧都に造らせたといわれ、歴代聖帝が病気平癒を祈る度に金箔を貼り加えられたので、「箔薬師」の名がつきました。現在は霊宝館平成館に遷座され、薬師堂には新しい本尊として薬師三尊が祀られています。

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