7時、起床。よく晴れた秋の空だ。豚肉の野菜スープ煮、トースト、牛乳の朝食。
午前中に子雀を動物病院へ連れて行く。右目のまぶたの腫れものが一向によくならないのだ。私が子雀をリリースできずにいる理由の1つだ。組織の一部を採って病理検査(!)をすることになった。前回は目薬だけだったが、今回は抗生剤の入った飲み薬も出る(目薬と同じ容器に入っているが、口ばしにたらして飲ませる)。診療代は今回も無料だったが、次回からは有料になるかもしれませんと言われる。もっともな話である。雀の顔も三度だ。
昼前に、和光大学の道場さんと大田区役所のロビーで待ち合わせて、社会教育課へシンポジウム「東京南部の青春~いま甦る1950年代サークル運動の世界」に教育委員会の後援を取り付ける件で申請に行く。何度か相談にのっていただいている係長のM氏に申請書類に目を通してもらった上で提出する。審査には2週間ほどを要しますとのこと。蒲田は二度目だという道場さんを連れて「テラス・ドルチェ」に行き、昼食をとる。商店街や喫茶店の昭和的風情を道場さんはいたく気に入ったようで、次に蒲田に来たときもここに来たいと言っていた。
道場さんとは駅前で別れ、いったん自宅に戻る。子雀の餌を作って、籠の中に入れ(子雀は病院で少々痛い目にあったせいか籠から出てこようとしない)、大学へ出かける。卒業生との面談を一件すませてから、来年度の現代人間論系の時間割のための資料を作成し、事務所に提出する。来年の話をすると鬼が笑うというが、毎年、9月10月は来年度の時間割の作成が主任の大きな仕事なのだ。一方に、個々の教員からの希望があり、他方に教務からの要請があり(そこには学生からの要望も反映されている)、バランスのとれた時間割を作成することは連立政権を発足させるとの同じくらいの粘り強い調整を必要とする。
7時、帰宅。風呂を浴び、夕食をとってから、ゲラの校正。一気に終らせようかとも考えたが、今日は少々疲れたので、早目に寝て、明日の午前中に片付けようと思う。