7時、起床。アマゾンのマーケットプレイスで購入したヴィヴァルディのピッコロ協奏曲(4曲)のCDをかける。ピッコロの音色は小鳥のさえずりに喩えられるが、確かに子雀もピッコロに親近感をもっているようで、他の楽曲のときよりも、チュンチュンと反応がいい。
今日は彼岸の入り。妻の実家の墓参りに同行する。横浜の駅前で義母、義姉夫婦と待ち合わせて、タクシー2台に分乗して三ツ沢墓地へ。
帰りのタクシーは往きよりも道が混んでいて、いつもなら1000円弱の運賃が15000円かかる。昼食は高島屋8Fの洋食屋でランチのカニクリームコロッケを食べる。美味しかったが、品がいいというか、小ぶりなので、2個じゃなくて(たいていどこのレストランもカニクリームコロッケは2個だが)3個食べたかった。
蒲田に戻ってから、東急プラザの林フルーツで、葡萄と桃と無花果を購入。会計を待っている間に棚のメロンを眺める。マスクメロンは1個1万円もするが、見かけはそっくりの(瓜二つ、いや、メロン二つ)アールスメロンは2千円弱である。よくよく見ればネットの密度がマスクメロンの方がいくらか細かいようだが、ほとんど変わらない。食べ比べてみると、違いは明らかなのだろうか? 実証主義者としては自分の舌で確認してみたいが、マスクメロンというのは贈答用で(でも私は贈ったことも贈られたこともない)、自分で食べるために購入する人などいるのだろうか。無花果は年に一回くらい食べたくなる。そしていつもがっかりする。子どもの頃、庭に無花果の木があって、十分に熟したヤツを食べていたのだが、それには遠く及ばない。果物屋の店頭に並んでいる無花果は十分に熟す前に収穫しているからである。木に付いたまま十分に熟した無花果の美味しさは食べたことのない人にはわかるまい。
夜、『官僚たちの夏』の最終回を観る。うら寂しい終り方であった。当初、官僚版プロジェクトXかと思ってみていたが、途中から、日米のいかんともしがたい主従関係の中で悪戦苦闘する人々=日本人の物語になっていったように思う。