午前中に出版社にゲラ(再校)を戻しに行く。編集のOさんが「先生、私に近づかないほうがいいです」という。新型インフルの疑いがあるとのこと。おお、それは大変だ。いま私が新型インフルに感染したら、来週のゼミ合宿は中止になってしまう。別室でT社長と今後のスケジュールの打ち合わせ。校正はあと一回(内校)だが、シルバーウィークで印刷所が休みに入ってしまうので、初回の授業には間に合わないが、2回目の授業には間に合わせますとのこと。ホントですか?! 100頁弱のブックレットだからこそできることか。その後は雑談。出版社や印刷所が相次いで倒産しているという話。あの晶文社も、倒産ではないが、文芸部門を廃して実用書一本でいくことになったそうだ。平野甲賀の装丁もなくなってしまうのか。残念だ。先月、植草勘一『ぼくは散歩と雑学がすき』が新装版(大きな判型)で出ていたが、あれを買っておこうかな。
昼食は出版社の隣のラーメン屋でとる(ワンタンメン)。普段ならば、美術館とか映画館へ足をのばすところだが、原稿のこともあるし、子雀の餌のこともあるし、寄り道をせず蒲田に戻る。東急プラザで十勝おはぎを買って、帰宅してから、『任侠ヘルパー』の最終回(録画)を観ながら食べる。後味のいい最終回だった。黒木メイサがよかった。
ゼミ生のSさんからメールが届く。おたふく風邪にかかってしまったそうだ。感染症だから合宿は無理だ。幹事のNさんに連絡し、人数の変更の手続きをしてもらう。
子雀の餌は、粉末に少々の湯を加えて、耳たぶくらいの硬さ(柔らかさ)に練って、それを爪楊枝にきりたんぽのように(あるいはアメリカンドッグのように)刺して、与える。医者はお団子にして与えればいいと言ったが、団子型よりもきりたんぽ型の方が食べやすし、子雀とコミュニケーションもとれる。作りたてが一番美味しいようで、時間がたつと水気がなくなって、パサパサ、ポロポロになったものは喰いが悪い。だから餌はその都度作ってやる。しかし、そのために3時間以上家を留守にすることができない。「任侠ヘルパー」ではないけれど、ケアーって大変なのだ。