午前中に行った歯科で左上の親不知の抜歯をそろそろ考えた方がよいといわれる。隣の歯との間の隙間に食べ物のカスが詰まりやすく、そのために隣の歯が虫歯になっているという(神経を抜いた歯なので痛みを感じなかった)。それに数日前から親不知のあたりの歯茎が痛む。これはたまにあることで、寝不足が続いたりして、体力が落ちると炎症が起きるのだ。しかし、この歳になって初めて親不知を抜くのはいやだなあ。難しい場所にあるようだし。帰宅して、昼食をとり、昼寝をする。憂鬱な気分で、原稿進まず。
動物病院の医師に教えてもらった小鳥の専門病院(新子安と恵比寿)だが、HPを見る限り、飼育許可証のない野鳥の診療はしてくれなそうである。一応、恵比寿の方へ電話で問い合わせてみたが、やはりそういう回答であった。たしか役所に申請して飼育許可がもらえるのはメジロに限られているのではなかろうか。つまり、雀は診てもらえないということだ。野生の傷病鳥も診てくれる小鳥の専門病院というのはあるのだろうか。
夕方、散歩に出る。新星堂でヴィヴァルディのピッコロ協奏曲を探したが、なかった。ピッコロ協奏曲といえばヴィヴァルディだが、逆は必ずしも真ならずで、ヴィヴァルディといえば(日本では)「四季」なのだ。「ブザー・ビート」の中でも莉子が「四季」を弾いている。直樹は「夏」が好きだと言っていたが、ヴィヴァルディの「四季」の人気は「四季」というタイトルによるところが大きいように思われる。実際、演奏されている春夏秋冬のイメージは、われわれの春夏秋冬のイメージとは大分違う。ピッコロ協奏曲がなかったので、代わりに、モーツァルトのフルート四重奏曲のCD(フルート:有田正広)を購入。「シャノアール」で紀要の原稿のための資料に目を通してから帰宅。