9時、起床。鰹の刺身、豚汁、ご飯の朝食。しっかりした朝食だが、昨日私が食べなかった夕食の残りである。
10時になる。Mさんの手術が始まる時刻だ。6~9時間かかると聞いている。
昼過ぎに家を出て、大学へ。今日も暑い。
「メルシー」で昼食。もやしそばを注文。ラー油と黒胡椒をかけて食べる。冷水機の水が美味しくて3度お替りをする。外は真夏の光に満ちている。命の輝きだ。
3時から1時間ほど事務方との打合せ。4限は講義「日常生活の社会学」。
講義が終って6時。手術開始から8時間が経過している。もう終っているのかもしれないし、まだ続いているのかもしれない。
教員ロビーで岡部先生、阿比留先生、関水先生と来年度のフルオンデマンド科目「社会理論と社会システム」の打合せをする。私は全15回の授業の最初の方の3回を担当し、家族、コミュニティ、人口構造の高齢化、について講義をすることになっている。ところで、私は大教室での講義はパワーポイントを使ってやっているが、オンデマンド授業ではスタジオ内のホワイトボードを使って講義をすることにしている。これはきわめて少数派で、ほとんどのオンデマンド授業(たとえば基礎講義)はパワーポイントのスライドを使って行われている。私がオンデマンド授業でパワーポインを使わないのは、それだと身体を動かせないからである。窮屈なのである。私は普通の教室での授業でも座ってしゃべることはなく、立って、歩きながら、話す。そうしないと調子が出ないのである。オンデマンド授業でパワーポイントを使うと、講師の顔が(政見放送みたいに)画面の一角に常に映し出されることになるので、どうしても表情が硬くなってしまうのである。
打合せが終ってからみんなで「五郎八」へ行く。「五郎八」は蕎麦屋だが酒の肴が美味しい。今日も、薩摩揚(写真)から始まって、卵焼き、鮪の山かけ、鴨のステーキ、天ぷら、白菜の漬物など(ほかにもちょっとずつあれこれ食べた)どれも美味しかった。最後に私が先日食べたばかりの揚げ餅そば(冷)を一人前とってみんなで分けて食べた。
蒲田に着いたのは10時半頃。昨日は見えなかった大きな丸い月が出ていた。煌々と輝いていた。