フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月22日(金) 晴れ

2011-07-23 06:11:19 | Weblog

  夕方、今日4つ目の会議を終えて本部から戸山キャンパスに戻る途中、ゼミの始まる時間まで30分ほどあったので、「maruharu」で早めの夕食をとることにする。

  金曜日は、中休みの後、午後5時から9時まで、夜の部となっている。もちろんサンドウィッチはあるのだが、せっかくなので夜の部のメニューの中からベトナム風お好み焼きとコーラを注文する。これがなかなか美味しかった。コーラでなく、ビールだったらもっと美味しかったかもしれない。これから金曜日、ゼミの始まる前はここで腹ごしらえをしようかしら。とはいっても、春学期のゼミは来週で終りなんですけどね。 

  6限は3・4年合同ゼミで4年生のインタビュー調査のケース報告(3ケース)。3年生には積極的に質問をするように促す。3年生は秋に初めてのインタビュー調査を経験することになるのだが、対象者のライスフトーリーに耳を傾けつつ、その場で臨機応変に質問ができなくてはならない。あらかじめ基本的な質問リストは用意してあるが、対象者の実際の語りが始まったら、その内容に即して対話的に質問をしていくことになる。台本のない世界に入っていくわけだ。語りは、多くの場合、物語的に(主観的な原因-結果の連鎖として)展開していくから、その因果の連鎖を理解しつつ、しかし、理解できないところについては、質問をしていく。理解できないのは、調査者の理解力(人生経験や知識)の不足のせいもあるが、対象者の説明不足(語られていない要因の存在)の場合もある。とにかく、相手の語りに耳を済ませて、理解しようと努めれば、おのずと質問は出てくるのだ。質問が出てこないとすれば、相手の語りを表層的に聞き流しているからである。 今日のスイーツはT君が調達してきて川越の和菓子。

  7限は学年に分かれてのゼミで、私は3年生の方に出る。秋に自分たちが行うインタビューではどのような質問をしてみたいか(共通質問として一人が一問ずつリストに組み込むことができる)を考えて、それを話してもらった。お仕着せの調査ではなく、自分たちで設計していく調査なのだということがわかってもらえればよい。