9時、起床。久しぶりの朝寝坊。
朝食兼昼食を「phono kafe」に食べに行く。
コップの中の氷に夏を思う。
今日のごはんセットを注文
生春巻き
かぼちゃサラダ 大根菜と皮のキンピラ 人参サラダ ほか
玄米 味噌汁
ここで食事をするのは健康にいいメニューだからではない。健康にいい上に、美味しいからだ。いくら健康によくても美味しくないものは食べる気にならない。
ぶどうジュース(赤)
食後のコーヒーは「あるす」へ飲みに行く(「phono kafe」でコーヒーを飲まなかったのはそのためである)。3週間ぶりである。
窓ガラスにマダムの似顔絵付のメニューが貼ってある。今日初めて気が付いた。
モカを注文。コーヒーを淹れるのは普段はマスターの役目なのだが、今日はちょっと体調が悪いとのことで、マダムが淹れてくれた。マダムはそれを申し訳ないと、紅茶とお菓子をサービスしてくれた。しかも会計のとき50円引き(450円→400円)にしてくれた。それには及びませんといったのだが、いえ、50円引きでといって聞いてくれなかった。それだけマスターの腕を信用しているということだ。
今日は、そんなわけで、マダムとおしゃべりをした。「phono kafe」の話をしたら、とても興味を持たれて、今度ぜひ行ってみたいと言われt。
自宅にも戻り、少し昼寝をする。のんびり昼寝をするのも久しぶりである。
宅急便で届いたゲラ(念校)を鞄に入れて、夕方の散歩に出る。
駅の近くまで来たところで、「まやんち」へ電話して、混み具合を聞く。今日は空いてますとのこと。では、いまから伺います。
ラストオーダーまであと30分(5時半)というあたりで「まやんち」へ到着。
季節限定(6月)のフォレノワールとマグカップの紅茶を注文。「フォレノワール」はフランス語で「黒い森」である。チョコレートのスポンジケーキにサクランボ入りのクリームがサンドされている。一見するとけっこうなボリュームだが、ケーキがふんわりしているので、ペロリと食べしまった。
一日にカフェを3軒梯子したことになる。カフェからカフェへ、そしてカフェへ。旅するように日常を生きるという思想、というと大袈裟だが、原稿が一段落して荷物が軽くなった。
家に帰る途中でくまざわ書店に寄って、村上春樹『パン屋を襲う』(新潮社)を購入。「パン屋襲撃」と「パン屋再襲撃」の改稿版だ。ドイツ人のイラストレーター、カット・メンシックのイラストがたくさん挿入されていて、絵本風になっている。