フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月14日(金) 曇りのち晴れ

2013-06-15 10:13:47 | Weblog

  9時、起床。

 10時半に家を出て、大学へ。11時半から本部キャンパスで会合。 

  戸山キャンパスに戻って、3限の授業(必須基礎演習)。今日は4人の発表。テーマは、「世界遺産」「生贄」「編集」「舞台と映像」。

  授業を終えて、正門通りにある「キャッツ・クレイドル」というカフェに昼食をとりに行く。初めて行くカフェ。 雑誌でときどき紹介されているカフェで、先日、事務所のNさんにも勧められた。いわゆるブックカフェで、いろいろな国への旅をテーマとした本が書棚やテーブルの上に並んでいる。テーブルと椅子もいろいろなデザインのものが置かれていて、独特の雰囲気をかもしだしている。私が座った場所は、英米系ということになるのだろうか、ケルアックの『オン・ザ・ロード』やディケンズの『オリバー・ツイスト』なんかが置かれていた。しかし、実際、ここでこうした本を読む人は少ないだろうから(どんなに長居をしても途中までしか読めない)、本は室内装飾の一部なだろう。それとも、今日は第一章、明日は第二章という具合に、何日かに分けて読む人がいるのだろうか。本を読んでいる客はいるが、それが自分で持ち込んだ本なのか、カフェの本なのかはわからない。私は持参した本を読んだ。ブックカフェというところに来たのは初めだが、書斎や研究室を抜け出して来ても、それほど気分転換にはならないのではないかと思っていたが、そうでもない。置いてある本の種類が全然違うからだろうか。

  ホットサンドとコーヒーを注文して、1時間ほど滞在。

 

  研究室に戻る途中、「D-STYLE TOKYO」でケーキを3個購入。ゼミ3期生で留年をしていたN君とT君が就活終了の報告に来たので、ケーキを食べながら話を聞く。

  5限・6限はゼミ。5限はテキストの講読で、A君とSさんが工夫を凝らした報告をした。6限は学年別のゼミ。私は4年生の方へ出て、インタビューの共通質問項目の検討。  

本日のスイーツ

  8時半にゼミを終えて、研究室で片付けものをしてから、「ワセダ菜館」に夕食を食べに行く。一週間の仕事の終わりの場所として定着しつつある。

  チキンカツ定食+ほうれん草の胡麻和えを注文。 

 

 

  あゆみ書房で、星新一『ノックの音が』(新潮文庫)を購入し、帰りの電車の中で読む。ずっと昔、たぶん中学生の頃に読んだ本で、これがきっかけで彼のショート・ショートをたくさん読むことになった。還暦が近づいたからというわけでもないだろうが、昔読んだ本をまた読んでみたいという気持ちにたまになる。お気に入りの作家というものは、最初に読んだ本が面白かったからそうなる場合がほとんどで、北杜夫の『どくとるマンボウ青春記』、村上春樹の『風の歌を聴け』、丸谷才一の『男のポケット』、池波正太郎の『散歩のとき何か食べたくなって』、みんなそうである。