フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月11日(火) 雨

2013-06-11 21:18:16 | Weblog

  9時、起床。ようやく梅雨らしくなった。 梅雨らしくなられてみると気分が重い。誰でも気分を重くする問題の1つや2つは抱えているだろうが、梅雨の最中では、その重量が増して感じられるのである。なぜだろう。考えてみると、不思議である。

  昼前に家を出て、大学へ。気分が重いのは学生も同じだろう。それを少しでも晴らすべく、駅ビルの洋菓子屋で、授業で配るスイーツを40個買っていく。

  神楽坂で途中下車して、「SKIPA」で昼食をとる。もしも「phono kafe」と「SKIPA」で昼食をいつもとっていれば、着実なダイエットに成功するだろう。 

 

   研究室の窓からは工事現場が見える。いずれ目の前に低層棟が建てば、再び窓から見える風景はなくなる。いまだけの風景である。 

  3限は演習「個人化の社会学」。今日と来週のテーマは「友人・仲間」である。最初にスイーツを配る。「ワ―」と梅雨の晴れ間のような歓声が上がる。一応、作戦成功。今日は3人の学生が発表し、質疑応答が活発に行われた。

  授業を終えて、研究室に戻ってきてから、余ったスイーツでティータイム。 

  その後は、学内の小部屋でずっと調べもの。1人で黙々と作業を続けていたら、だんだん気分が重くなってきた。ここらが潮時と、6時過ぎに作業終了。

  帰りの電車の中では、木皿泉の『ハル』(アニメの脚本のノベライズ)を読む。リアルな空間の空気が重く湿っているときは、フィクション(物語)の世界の中に逃げ込むのがいい。

  7時40分、帰宅。


6月10日(月) 曇り

2013-06-11 02:48:10 | Weblog

   9時、起床。このところ遅く寝ても早く目がさめていたが、原稿が手を離れたて、やれやれ気分になったせいか、寝坊をする。

  朝食はとらず、早めの昼食を「phono kafe」に食べに行く。

 

  今日のごはんセットのパンバージョン(玄米→パン、味噌汁→スープ)を注文。朝食気分で食べたかったのでパンにした。おかずたっぷりの朝食だ。

大豆からあげ タルタルソース添え

里芋とコンニャクと人参の煮物

さつまいものリンゴジュース煮

パン レンズ豆とセロリのスープ

  「phono kafe」を出て、そのまま大学へ。

 

  神楽坂で途中下車して、「梅花亭」でおやつ用に麩饅頭、水羊羹、みたらし団子を購入。 

  成文堂で以下の本と雑誌を購入。

    関口夏央『昭和三十年代演習』(岩波書店)

    谷川俊太郎『ミライノコドモ』(岩波書店)

    『神楽坂・早稲田・高田馬場カフェ』(グラフィス)

    『婦人公論』6月22日号  

 

   今週から博士論文の審査会が1つ始まるので、論文に目を通す。審査会が3回、公聴会が1予定されている。テーマは「清水幾太郎の思想史的研究」。私が審査委員になるのにどんぴしゃりのテーマである。参考文献の中に、私が未読のものが2篇あったので、大学図書館から借りてきて読む。

  原稿から手が離れたばかりだが、次に書く予定の論文は「清水研究シリーズ」の1つになる予定だ。締め切りは9月25日。分量は400時詰原稿用紙換算で50枚で、今回の原稿(300枚ほど)よりずっと少ないが、一般書ではなく専門の論文なので、それなりに時間はかかるだろう。博士論文の審査をしながら、自分が次に書く論文のテーマについて考える。有意義で、楽しい時間だ。

   7時半、帰宅。妻が、「ガリガリ君Tシャツが届いたわよ」と言った。妻がガリガリ君リッチを食べて当たったやつだ。ウルトラマンのキャラクターとのコラボになっている。 

   誰が着るのだろうか? この夏、このTシャツを着て原稿を書けば、はかどりそうな気がする(しないか)。