フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

1月8日(水) 晴れのち雨

2014-01-09 00:35:24 | Weblog

    7時、起床。昨夜は1時前に寝た。12時から1時の間に就寝して、7時に起床というのは私にとっては理想的だ。でも、たいてい就寝は2時から3時の間くらいになってしまう。そうすると起床は8時半くらいになってしまう。そうすると『ごちそうさん』をリアルタイムで観ることができず、「負けたな」という気分になってしまうのだ。今日は「勝った」。め以子の子育てをめぐる悩みは、祖父の働きで、早くも解消の気配である。

    ハムトーストと紅茶の朝食。

    朝は雲一つない快晴であったが・・・。

    11時過ぎに家を出る頃には、すっかり曇天になっていた。テレビの天気予報では「傘を持ってお出かけ下さい」と何度も言っている。

     戸山キャンパスの記念会堂の裏手にある35号館の解体工事が始まっていた。いまは何か別の名称なのだろうが、ここは長い間、「体育局」と呼ばれていた。私が大学に入学したのは1973年だが、ここの教室で保健体育の授業(講義)を受けた。当時は体育の講義と実技が1年生の必修科目だったのだ。 私が受けていた保健体育の講義の先生は前田先生というお名前であったと記憶しているが、漫才の獅子てんや・瀬戸わんやのわんやさん(チビでハゲの方)を紳士にしたような感じの先生で、真面目な顔をして冗談を言うのが得意だった。当時、駅のホームや電車の中で公然と抱擁をする若いカップルの姿が社会現象化しつつあったが、ある日の授業の冒頭で、前田先生が「今朝、大学に来る地下鉄の車内で、若い女性が男性にもたれかかっているのを目にしました。ご病気なのでしょうか。お若いのにお気の毒なことです。一日も早いご回復を心からお祈りいたしました」と言った。私たちはクスクスと笑った。教室の窓からは建設中の新宿の高層ビル群が見えた。

     昼食は「たかはし」に食べに行く。歩きながら何を注文しようか迷っていたが、店の外の黒板を見て、すぐに決まった。対馬海峡寒ぶり一点(盛り)。冬の刺身といえば寒ぶりである。しかも対馬海峡の寒ぶりである。対馬海峡ぶり景色である(津軽海峡冬景色ね)。これ以外の選択はありえない。

     期待どおりの美味しさ。

      ごちそうさまでした。

    支払いのとき、お年賀のタオルをいただく。毎年のことで、いただいたタオルは研究室で使っている。今年もよろしくお願いします。

     1時からカリキュラム委員会。

     会議から戻って、明日が締め切りの来年度の授業のシラバスの作成。来年度は私は特別研究期間をいただけたので、授業の義務はないのだが、学部のゼミと卒研指導、大学院のゼミと研究指導だけは担当する。

     卒業生のAさんが研究室に面会に来る。卒業生といっても、Aさんは在学中に私の授業に出たことはなく、卒業後に私のブログの読者になった方である。

     メールで、「美味しいお菓子持参します」と言われていたので、茶菓子の用意はせずにいたら、お土産はお菓子ではなく、スープだった(笑)。私=甘いもの好きと世間では思われているようで、それは間違いではないのだが、甘いものだけが好きなわけでないので、また、再来週に人間ドックを控えていることでもあり、こうした非スイーツ的お土産は歓迎である(朝食でいただきます)。紅茶を淹れて、お茶菓子はなしで、おしゃべりをする。

     夕方、Aさんが研究室を出るときは雨が降り始めていた。

         人の世の窓打ちにけり冬の雨  西嶋あさ子

     5時過ぎに研究室を出て、寒いので、今日は途中で寄り道はせず、一直線に帰宅。

     風呂から出て、夕食。オムレツ、春巻き、蓮根のサラダ、キャベツと椎茸の吸い物、赤飯。お八つを食べないとお腹の空き具合が違うということがわかった。