7時、起床。
朝食はとらず10時に家を出て大学へ。
電車に乗る前に「そば新」で朝食。天玉そば。同じ値段でお稲荷さんが付く朝定食にしませんかと店の人に言われたが、お稲荷さんを食べたくはなかったので、お稲荷さんはいりませんと答える。そんな余計なやりとりをしていたせいだろう、うどんで注文したつもりが、そばが出て来た。
今日は昼休みに1年生対象の論系紹介のガイダンスがある。少し早目に大学に着いたので、ガイダンスの始まる時間まで食後のコーヒーを「カフェゴト―」で。午前中の「カフェゴト―」は空いている。他に客はいなかったので、窓際の大きなテーブル(読書には最適)に座らせてもうらう。来週の火曜日、卒業生が4人(+赤ちゃん1人)研究室を訪ねて来るので、このテーブルを予約する。「カフェゴト―でお茶を」というのが彼女たちのたっての希望なのである。一部の文キャンの卒業生にとって「カフェゴト―」は学生時代を象徴する場所のようである。
12時15分から382教室で現代人間論系のガイダンス。短い時間だったが、所用で欠席の先生もいたので、教員全員の自己紹介は時間内に収まった。
3限は大学院の演習。
授業を終えて、昼食をとりに「西北の風」へ。こんな時間(午後3時)だが、高齢の男女の集団でけっこう混んでいる。店員たちは客の対応に忙しく、店にかかってきた電話が誰にも取られないままずっと鳴り続けている。
スパゲティナポリタンを注文。
エレベーターホールの15階の窓から正門通り方面を見る。
4時からSさんのゼミ論指導。
先日の信州旅行で「GRAIN NOTE」で購入したばかりのティーカップをおろす。
5時半からTさんのゼミ論指導。
Tさんとは10月の合宿で卓球対決をするはずであったが、体調不良でTさんが合宿を休んだため、実現しなかった。「残念です」と言いながら、団扇をラケット代わりにして素振りをしてみせるTさんだった。
7時に卒業生のTさんがやってくる。お願いしていた俳句の書をもってきてくれたのだ。
いつになく野良がじゃれつく夜寒かな たかじの句愉咲
「たかじ」は私の俳号で、愉咲(ゆしょう)は書道家としてのTさんの雅号である。
冬近し会いたき人の二三人 たかじの句愉笑かく
今回の書はいずれも淡墨で書かれている。淡墨はやさしく暖かな印象を与える。先日の句会(10月19日)のときはストレートだった髪にかるくパーマをかけた茶髪も、淡墨同様、やさしく暖かな印象である。
のうみそがきいろくとけてきんもくせい えみこのくゆしょう
この句はTさんの作品。Tさんの俳号は「恵美子」だが、ここでは作品に合わせて平仮名になっている。
「五郎八」で夕食。
薩摩揚げ。
田楽。
卵焼き。
白菜。私がちょっと醤油をかけようとしたら、「だめです」とたしなめられる。Tさんは愛知の出身だが、食べ物は薄味を好む。
最後にせいろを一枚(蕎麦屋の符丁で「あがり」という)。
東京書作展という書の展示会が下記の日時・場所で開催される。
中原中也の「焦悴」という詩を書いた愉咲さんの作品が「特選」に選ばれた。
東京書作展
平成26年11月26日(水)~11月30日(日)
サンシャインシティ展示ホールA
東京都豊島区東池袋3-1-3ワールドインポートマート4階
私は初日にうかがうつもりです。