フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

12月8日(土) 曇り(東京)のち雪(札幌)

2018-12-10 09:30:40 | Weblog

7時半、起床。

ロールパン、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

時間がなくて今日の『まんぷく』はちゃんと見られなかったが、無罪釈放になったことはわかった。録画してあるので、帰ってきてからちゃんと観よう。

9時に家を出るつもりだったが、もたもたして、9時10分になってしまった。飛行機の出発1時間半前に家を出れば余裕だと思っていたが、1時間20分前は余裕だとは言い切れない。自宅から京急蒲田駅まで歩き、羽田行きの急行で終点の羽田空港国内線ターミナルまでゆき、発券機でチケットを受け取り、手荷物検査を受け、18番ゲートに着いたのは、10時ちょうどだった。飛行機の出発時間は10分遅延して10時40分に変更と表示されている。あと40分ある。結果的に余裕だった。

空には雲が垂れ込めている。 

搭乗ロビーの人たち。これからしばらくの間、運命共同体になる。

妻にラインでこれまでの一緒に歩いてくれた人生への感謝の気持ちを書くべきかどうか、ちょっと迷ったが、やめておく。

搭乗開始のアナウンスがある。ファーストクラスとかの優待席の乗客たちが先。そういう人たちがけっこういる。つづいて一般庶民の番になる。JAL511便。 

羽田→新千歳はあっという間である。機内は騒音がしく、狭いが、この速さは圧倒的である。 (注:写真の飛行機はJAL511便ではありません。当然ですが)

遅れを挽回して、ほぼ予定通りの12時5分に新千歳空港に無事着。晴れ間が広がっている。 

しかし、空港から札幌まで列車で向かう間にそれは曇り、やがて雪が降り始めた。車内は冷えていた。靴の中まで冷える。手袋をもってくるのだったと後悔する。 

札幌には4人のゼミ卒業生がいる。明日挙式のケンゾー君(2期生)、アミさん(2期生で入ってきて留学を経て3期生として卒業)、ハルカさん(4期生)、ハヅキさん(6期生)である。 2泊3日の間に、ケンゾー君以外の3人とも会うことになっている。今日はアミさんと会う。ホテルに着くとロビーで彼女が待っていた。1時半の約束だが、早めに着いたようである。チェックインの手続きをして、すぐに外出。

 ランチとお茶の場所は彼女に任せてある。彼女がランチの場所として選んだのは「赤れんがテラス」というビル。

ビルの前の並木道の向こうには北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)が見える。 

 ビルの中に入ると着ぐるみになぜか「おいで、おいで」をされる。 郷に入らば郷に従えか。

 サッカーチーム札幌コンサドーレと「クー」(ジュース)のマスコットに挟まれて写真を撮ってもらう。

カフェ「ヨシミ」に入る。 

アミさんと会うのは卒業(2013年3月)以来である。「変わらないね」と言ったら「よかった」と彼女は言った。 

見た目は変わらないが、彼女には2歳になるお子さんがいる。今日は保育園に預けてきたそうだ。アオシ君という。『るろうに剣心』に出てくる「四乃森蒼紫」から取ったの?と聞いたら、「よくそう聞かれるのですが、その漫画のことは知らないんです。でも、かっこいい人物みたいなので、よかったです」とのこと。アミさんの母親に言わせると、彼女の小さいころにそっくりだそうだ。

 注文した料理が運ばれてきた。私は黒毛牛100%のハンバーグ。うん、肉肉しくて美味しい。

彼女はローストビーフをトッピングしたオムライス。 

私が「手袋を持ってきたらよかった」という話をしたら、彼女は上の階にある雑貨屋に私を連れていき、手袋を買ってくれた。手袋をなくした子供に母親が新しい手袋を買ってくれるみたいに。

 

 その手袋がこれ。ありがとうございます。

札幌は地下道が発達している。雪が積もると歩道は滑りやすくなる。私のような外来者だけでなく、地元の人も滑って転んでいる。なので地下道で行けるところまで行って、そこから地表に出るという行動パターンになる。

この石のオブジェはJRタワーの入口を入った場所に置かれている。何か名前がついていて、待ち合わせ場所の1つとして使われているのだろう。

有名な「六花亭」の本店に行く。 

1階が売店で、2階にカフェがある。ここでデザートを食べようとやってきたのだが、満席で、待っている人の数も多そうである。彼女によると今日の駅周辺の人出は格別のようである。息子さんのお迎えの時間のこともあるので、ここは断念して、別の店に行くことにする。 

駅ビルに戻って、「グラッシェル」というカフェに行く。前に3組ほど待っているが、それほどは待たなくてよさそうだ。彼女が保育園に電話して30分ほど遅れます、すみませんと言っている。 

当初はケーキを考えていたが、待っている間に気が変わって、パフェと紅茶を注文する。 札幌には「〆めカフェ」という言葉があり、食事や飲み会の最後をパフェで〆るというスタイルが流行っているそうである。郷に入れば郷に従えは旅の基本である。

私はフレーズバニーユという名前の、私の素朴な語彙では、イチゴパフェ。 

 彼女はキャラメルポワールという名前のパフェ。

 一般に女性の20代後半は男性よりもいろいろなライフイベントを次々に経験することになりがちで、アミさんもまさにそうであった。そして、それはいまも続いている。大変そうだが、彼女の笑顔は柔らかい。この辺に彼女の成長というか成熟を感じた。

 来年、充実した30代をスタートしてください。あなたなら大丈夫。また会いましょう。

アオシ君へのお土産にお店のクッキーを買ってお渡しした。お母さんのお迎えが遅れて、ごめんなさいね。

  

★後からアミさんから送られてきた写真。クッキーを黙々と(続けて4枚)食べたそうである。両手にもって食べているところがかわいい。

駅ビルで夕食用にイカ飯とデザート用におはぎを買ってホテルに戻る。当初は再び外に出て、どこかで食べようと考えていたが、昼間でもマイナス3度の街である、夜の外出は控えて、明日の結婚式に備えようと考え直した。 転んだり、風邪を引いては何をしに札幌まで来たのかわからない。少なくともミッション(結婚披露宴での祝辞)を完遂するまでは、君子危うきに近寄らずだ。

ホテルはリッチモンドホテル札幌駅前(大通りにもリッチモンドホテルがあるが、こちらにした)。

 

 部屋でテレビを見ながらの夕食。

『ブラタモリ』を観る。福井でブラタモリ。 

食後のスイーツはおはぎ(2個)。イカ飯ともち米シリーズだ。 

甘いものを食べるとしょっぱいものが欲しくなる。ブログを更新し、ケンゾー君のゼミ論を読み返しながら(祝辞のネタにするためである)、柿ピーをポリポリ。

風呂に入り、1時過ぎに就寝。