8時、起床。
サラダ、牛乳、紅茶の朝食。体重調整のためトーストは抜く。
12時半に東急蒲田駅で放送大の坂井先生と待ち合わせ、池上の「HITONAMI」へ。冬カフェである。彼とは季節のカフェを春夏秋冬ときちんと行っている。こういう人は卒業生の中でもそんなにはいない。
私はキャベツのロール巻き、坂井先生はタラのホイル焼きをメインにして、それぞれ惣菜を三品注文。にぎやかで彩りのある食卓だ。
ロールキャベツという料理には心惹かれるものがある。
紅芯大根の煮物。
小松菜と人参と胡麻の炒め物。
カボチャのコロッケとチリコンカン(コロッケが1個しかなかったので、不足分をチリコンカンで補っていただいた)。
デザートはバナナとイチジクのケーとカフェオレ(坂井さんはコーヒー)。
坂井先生は最近自身のブログで「ベンチ」についての考察を連載している。彼のブログは→こちら
今日も「ヒトナミ」の中にあるベンチに着目して、「これはプロの方が指導して素人の方が製作したものだね」と言った。
店長のオガサワラさんに聞いたら、まさにその通りで、木工教室で生徒さんが作ったベンチだそうだ。
店長のオガサワラさんにわれわれの写真を撮っていただく。
厨房にいらしたクドウさんにも声をかけて、オガサワラさんとのツーショットを撮る。
「HITONAMI」の開店は個人的に今年の明るいニュースの一つだった。
行く年や閉じたる店と開く店 たかじ
来年もよろしくお願いします(「HITONAMI」は年内は30日まで。新年は5日から)。
本門寺へ。坂井先生は本門寺は初めて。
展望台(池上会館の屋上)から五重塔を望む。
西方には富士山も見える。
坂井先生の大好きなベンチがたくさんある本門寺公園へ。
西日を背に受けながら。
園内には新旧のベンチがあるが、旧いタイプのベンチには間仕切りがない。
旧いタイプのベンチの傍には煙草の吸殻入れ。絶滅危惧種的風景である。
これも一種のベンチといえるかもしれない。
これも。
これも。
塔の上なるひとむらの雲
お参りをすませて、境内を歩く。
露天の準備。大晦日は大変な人出となる。今日は嵐の前の静けさ。
「人生相談」か。
階段の上で。
階段の途中で。これもまたベンチのようなものか。
総門を出る。
北風がピューピュー吹いている。
「池田屋」で一服していく。
冷たくなった手のひらを茶碗で温める。
この店の葛餅は自分で好きなだけ黒蜜をかけるタイプ。
葛餅に蜜かけすぎし老紳士 たかじ
私は葛餅とおでんのセット。甘辛の組み合わせがいい。
参道の商店街のベンチで。
池上の駅舎の工事も大分進んでいる。
最後はコーヒーで締めたいという坂井先生を駅前のパーラー「エノモト」に案内する。池上の老舗カフェだ。
コーヒーだけだと思ったら、坂井先生がアップルパイを注文したので、私もフルーツタルトを注文してお付き合いする。
「さっき葛餅とおでんを食べばかりなのにすごいね」と坂井先生に感心される(呆れられる)。 これもお付き合いですから。
店を出ようと席を立ったとき、お店の方に「大久保先生!」と声をかけられる。「えっ?」と思ったら、「バターリリー」のリリーさんだった。ここでアルバイトをされているのだ。おばさま(現在、「バターリリー」は リリーさんのおばさま一人でやっている)から聞いていた話では、リリーさんは「エノモト」で売り子さんをやっているとのことだったが、パティシエだったんですね。私と坂井先生にお土産をくださった。ありがとうございます。しばらく「バターリリー」に顔を出してませんが、新年にはうかがいますね。
池上駅のホーム。
かつてここには長い作り付けのベンチがあったが、すでに撤去されてしまった。 もっと早く坂井先生を池上にお連れしたかった。
では、よいお年を。次回は春カフェですね。
夕食は妻と「狐狸丸」に食べに行く。
味玉しょうゆ味(淡麗)を注文。妻は味玉しお味(淡麗)。
家に帰ってからリリーさんにいただいたお菓子を食べる。
書斎の窓から野良猫のナツが入ってきた。
さすがに今夜は冷える。でも、お泊りはせず、再び出て行った。
3時、就寝。