8時半、起床。
トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
今日の『なつぞら』。アニメーターへの昇格(?)試験を受けるなつ。同じ試験会場に三村茜というアニメーター見習いの女性がいたが、演じるのは渡辺麻友、元AKB48トップ「まゆゆ」である。オーラを消して、地味な女の子を演じていた。眼鏡や衣装や化粧のせいももちろんあるが、それ以上に、オーラを消すのに効果的だったのは、自信なげな表情と丸まった背中であった。
10時過ぎに家を出て、大学へ。
キャンパスの入口に一本足の看板が2本。1つは大学院の進学説明会のもの。もう1つは関東社会学会大会のもの。
11時半ごろ、卒業生のアリさんがやってくる。 今日は記念すべき日だ。今日、神楽坂の「トンボロ」に行くと、主要8カフェをすべて回るスーパーグランドスラム(SGS)を達成するのだ。
SGSの達成者は十数名いるが、全員が論系ゼミの卒業生で、一文・二文の卒業生では彼女が初めてである。彼女は2000年卒(一文・社会学専修)なので、卒業後18年3ヶ月目での達成ということになる。もちろん最長記録である(これまでの記録は2期生のエミさんが平成最後のカフェで達成した7年1ヶ月)。もっともこれは卒業時点(2000年3月)を起点とした計算上の数字で、当時は卒業生が研究室に来ることはあっても、カフェめぐりをする習慣はなかった。そうした習慣が生まれたのは論系ゼミ3期生が卒業した頃(2013年)からではなかったかと思う。事実、アリさんと主要8カフェの最初の1つに行ったのは2014年11月の「カフェゴト―」だった(そのときは同期のチヒロさん、カオリさん、ミキさんも一緒だった)。だからそのときを起点して計算すれば、4年7ヵ月かけてのSGS達成ということになる。スローペースだが、それはSGSの達成を目指したわけではなく、結果としてそうなったからである。
達成前ではあるが、最長記録でのSGS達成を記念して、私の陶器のコレクション(といっても壺とかはなく、日常使いのカップや皿であるが)の中からどれかさしあげましょう。
アリさん選んだのはこれ。猫(だと思う)の絵柄の深皿、というか丼である。「スミレ研究所」(金井美和)の作品で、昨年3月に松本の「ガルガ」で彼女の作品展が開かれたときに購入したものである。そのときの記事は→こちら
アリさんはこの丼を下の娘さん(ミリちゃん)の食器として使うという。
ランチに出る。
途中、戸山の丘に登り、早稲田アリーナを覗いてみる。
今日はコートではバドミントン部とバレーボール部が練習をしていた。バドミントン部はいつ来ても練習をている。バレーボール部とバスケとボール部は交代交代のようだ。 私は自分が高校時代にバドミントンをやっていたので、バドミントン部の練習を見ていると、そのレベルの高さがよくわかる。先月行われた関東学生春リーグ戦(団体戦)では、男子は2位、女子は優勝している。
ランチは「タビビトの木」で食べることにする。
2人とも日替わりランチ(今日はハノイ風フォーのセット)を注文する。
セットのドリンクはカフェオレをチョイス。
さて、いよいよSGSの達成である。土曜日のお昼なので、満席で入店できないこともあるから、最後まで油断できない。
大丈夫でした。カウンターに座り、プリントとコーヒー(彼女はアイスチャイ)を注文。
実を言うと、今日彼女は「トンボロ」に来ることをちょっとためらった。最短記録の達成であれば一日も早い方がよいわけであるが、最長記録ですから(笑)。むしろ最後の一枚のカード(トンボロ)はいつでも出せるわけであるから、ずっと保持していてもよいわけである。そうやって最長記録をずっと更新しつづけると(笑)。今日、最後の一枚のカードを出してしまうとそれで記録は確定し、いずれは誰かに破られることになる。それは同期のマユミさんであるかもしれないし(「ノチハレ珈琲店」と「トンボロ」を残している)、同じく同期のチヒロさんであるかもしれない(「パン日和あをや」と「ノチハレ珈琲店」と「スリック」と「トンボロ」を残している)。
いや、私が一緒にカフェに行くのは卒業生ばかりではないから、「卒業後何年」という尺度は汎用性に欠けるかもしれない。たとえば放送大学時代の同僚の坂井素思さんはたしかSGS達成まで「トンボロ」を残すのみではなかったかと思うが、彼には「卒業後何年」という尺度は意味がない。それに代わる尺度は年齢だろうか。「最長記録」ではなく「最年長記録」。彼は私より4つ歳上であるから、今年中に達成すれば「69歳」での達成ということになる。凄い(笑)。しかも、彼とは松本の主要カフェもほとんど一緒に行っているから、ウルトラスーパーグランドスラム(USGS)ーいま即興で思いついた言葉ーの初の達成者ということにもなる(笑)。
閑話休題。でも、結局、アリさんが今日「トンボロ」に来ることを決めたのは、あの猫の絵柄の丼のせいだったと思う(笑)。
アリさんはこれから中野の実家(お子さんを預けている)へ。私は大学に戻って関東社会学会大会に顔を出す。
早稲田の駅から戸山キャンパスに向かって歩いていると、向こうから見知った顔が近づいて来た。論系ゼミ1期生のリョウさん(写真右端)だ。大学時代の友人たちと新しくなった戸山キャンパスを見学に来たのだそうだ。この後は「カフェゴト―」でお茶をするという。混んでないといいですね。
それにしても、こんなところでバッタリ遭うとはね。撮ってもらったツーショットはそろそろ出産の予定日のはずのサオリさん(リョウさんとはゼミ同期で大の仲よし)にラインで送った。
関東社会学会大会の一日目の部会は午後2時から。
私は関東社会学会には入っていないが、参加費(3000円)を払えば報告を聞くことができる。受付業務しているのは社会学コースの学生たちである。ごくろうさまです。
部会は4時半ごろ終了。
5時半に蒲田駅に着いて、閉店間際(5時45分ラストオーダー)の「ティースプン」に顔を出す。
アイスチャイで一服。店主の島田さんから「タピオカミルクティー」のストローの口径を少し大きなものに変えました(それでタピオカの詰まりは解消しました)との報告があった。よい研究発表ですね(笑)。 昼間、2歳のお子さんがいるという女性が店に来て、「大久保先生」の話をされていかれましたという。たぶんそれは「phono kafe」仲間のトモミさんでしょう。中学の家庭科の先生をされている方で、カフェ好きな方です。去年9月末に閉店となった伝説のカフェ(笑)「phono kafe」の話を島田さんにする。島田さんは「そういうカフェ仲間がいらっしゃるというのは素敵なことですね」と感心されていた。ここもいずれそういう場所になっていくんじゃないでしょうか。そうなってほしいと思います。
夕食はアジフライとウィンナーフライの盛り合わせ、サラダ、大根の味噌汁、ごはん。
昨日の昼食に「たかはし」でアジフライは食べたばかりである。その話は妻にしていなかった。でも、アジフライは好きだから二日続けてでもいいですよ。(三日続けてだと飽きるかもしれませんが)
2時、就寝。