フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月31日(水) 晴れ

2019-08-01 23:47:42 | Weblog

7時、起床。暑さのせいか、いつもより早く目が覚めてしまった。

トースト、牛乳、紅茶の朝食。

今日の『なつぞら』。ついに一久がなつにプロポーズした。「はい」と答えるなつ。ここまではよかったのだが、一久が「映画が成功したら」と言った。なつは「それ、いる?」と言った。職業経歴と結婚経歴を連動させようとする人と、しない人がいる。たとえば、大学院生(オーバードクターを含む)が結婚を考えるときに、「定職についたら」と考えると人と考えないがいる。これは人生観や結婚観の違いである。私は考えない(連動させない)タイプだった。だから一久との「映画が成功したら」という条件付けを「それ、いらないでしょ」と思う。 

11時半に家を出る。暑い。

今日は放送大学の坂井素思先生と「パン日和あをや」で夏カフェの約束がある。 12時に現地集合だったが、最寄りの矢向駅のホームに降りたとき彼も同じ電車に乗っていた。彼は日傘を鞄に常備している。男性の日傘はめずらしいが、やはり今日のような日は日傘がほしくなる。店のまでの10分ほどの道のりを相合傘で歩く。

 12時ちょうどに「パン日和あをや」到着。 

 とりあえずビールならぬとりあえずアップタイザー。 

さて、何を注文しようかな。

マメマメ豆乳スープ。 

ベトナムコッペ。 

ホットドック。 

デザート代わりにチョコクロワッサン。 

最後はミルクティーで〆る。 

坂井先生は、アップルダイザー、マメマメ豆乳スープ、アジアンサンド、オレンジポールとクリームチーズのパン、ノンアルモヒート(7月のドリンク) というラインナップだった。

「あをや」の奥様が、「55歳になったら引退したい」と言って、「お二人は定年退職された後にやりたいことはなんですか?」と質問を投げかけたので、おしゃべりに花が咲いたが、私はとくにこれというものはない。というのは私は定年の直後にガラリとライフスタイルが変わることを想定していないからである。60歳から70歳の10年間を移行期間と設定して、だんだんとライフスタイルを変化させていっている(いまちょうど中間地点にる)。なのでやりたいことは70歳まで待たずにすでに始めている。定年後は「授業」および「授業の準備」に充てていた時間を(すでにしている)他の活動に再配分することになるだろう。

 一方、坂井先生は定年退職ギリギリまで放送授業(および教科書)の作成にかなりの時間を割かれているので、定年前後の変化はかなり大きくなりそうだ。

外に出たくない(あまりに暑いので)という気持ちがあり、3時間近くも滞在させていただいた。8月11日から20日まで、「パン日和あをや」は夏休みである。

さて、2軒目に行きましょう。矢向駅まで戻って、駅近くの古い商店街を歩く。

個人的主要8カフェの1つ、「ノチハレ珈琲店」。 

「最近は、ハレハレ珈琲店ですね」と若いご主人に言うと、苦笑しながら、「梅雨の間の方がお客様が多かったです」と、暑さで人通りの少ない通りを 見ながら言った。

氷イチゴを注文。 

珈琲好きの坂井先生はモカブレンド。 

 定年退職後の坂井先生の難題は本の置き場になりそうである。研究室にある本のうち、放送大学の研究費で購入した本は大学の図書館に返却することになっている(早稲田大学の場合は基本的に本は消耗品扱いなので、処分は教員に任される)。それでも私費で購入した本はかなりあり、ある程度の処分したとしても、ご自宅に搬入するのはいまのままでは難しいそうだ。蔵書の問題は住宅の問題、老後の棲家の問題と連動している。私の場合は、研究室に置いてある本は学習図書レベルのものがほとんどなので、あまり未練はない。学生でほしい本がある人にはさしあげ、残った本は処分するつもりだ(でも、いざとなったらどうなるかわかりませんけどね)。

あれこれおしゃべりが続いて、梅ジュースを追加で注文する。

「ノチハレ珈琲店」には1時間半ほど滞在した。強い西日を日傘で受けながら矢向駅まで歩く。日傘って必要かも。雨晴両用の男物の折り畳み日傘ってあるのかしら。 

時刻は間もなく5時になろうとしていた。今回の夏カフェはここまで。坂井先生は夏休みの間は大町(長野)の別荘で過ごされるそうである。私は9月の初旬に松本に行くことを考えているので、もしスケジュールが合えば、松本のカフェで会いましょう。暦の上では秋カフェですね。

 

夕食は肉野菜炒め、玉子豆腐、味噌汁、ご飯。

肉野菜炒めといっても中華風でなく、洋風である。 

 久しぶりの本格的な外出で少々疲れた。答案の採点を50枚ほどやってから、早めの就寝。