8時半、起床。
実は、目が覚めたのはその1時間前である。夜中の3時に寝ても、昨日のように10時に起きるのであれば、睡眠時間は十分である。しかし、今日のように7時半に目が覚めるというのは不自然である。眠りが浅いということである、自律神経が乱れているのだ。案の定、耳鳴りがした。耳鳴りは普段からあるのだが、今朝はそれが一段と大きかった。首回りの筋肉が凝っている感じで、おまけに喉も腫れている。血行がよくないことは明らかだ。とりあえず洗面所に行き、うがいをして、コップ一杯の水を飲んだ。それから風邪薬を飲んで、もう一度布団に入った。意識してゆっくりと静かに深呼吸を繰り返していると、耳鳴りはしだいに小さくなった。
トースト、ポトフ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
本日の『なつぞら』。麻子がアニメーションの会社を設立して、うちで働かないかと声をかけてきた。それはいいのだが、今日の展開の中で「えっ」と思う個所が2つあった。第一に、麻子は下山にも声をかけ(ヘッドハンティングだ)すでに内諾をえているという。しかし、下山には専業主婦となった茜と乳飲み子がいる。そんな彼がしかるべきポジションを捨ててまで新しい(先行きの見えない)会社に移るものだろうか。第二に、一久はなつに内緒でしばしば茜のアパートを訪ねて彼女からおむつの替え方や縫い方、ミルクのつくり方を教えてもらっていたという。これはなつが知ったら心穏やかではないのではないかしら。
『なつぞら』を見ながらの朝食を終え、机に向かおうと思ったが、寝不足がたたって頭がすっきりしない。もう一度眠ることにした。去年の5月に傾頭性のめまいに見舞われたときも、一月ほど前に帯状疱疹を発症したときも、その前に寝不足の日々が続いたことを思うと、今朝の耳鳴りも一種の警報ととらえるべきだろう。
昼過ぎまで眠ってから、机に向かう。
夕方、散歩に出る。一雨来そうなので、折り畳みの傘をバッグに入れていく。
昼食をとっていなかったので、「そば新」に入る。
冷やしきつねの大判(油揚げ)というのがあったので、それにした。
ところが出てきたのは暖かいキツネ蕎麦(油揚げ大判)だった。
私が勝手に冷やしだと勘違いしていたのだ。大判の冷やしきつねそばを食べたいときは、冷やしそば+(トッピングで)大判きつね(油揚げ)を注文しないとならなかったのだ。次回から気を付けよう。
「有隣堂」でNHK俳句のテキスト(9月号)を買ってから、「テラスドルチェ」へ行く。
いつものカウンターの隅の席に座る。こんにちはオードリー。
珈琲を注文して、鞄に入れてきた原稿のための資料を読む。
「テラス・ドルチェ」には1時間半ほど滞在。コーヒー一杯で1時間半というのは、個人的には許容範囲ギリギリである。この1時間半というのは集中して資料を読み込めるのである。カフェでは読むというインプットの作業はできるが、書くというアウトプットの作業は無理である。ブログくらいなら書けるが、論文は無理である。手元にあれこれの資料がないと論文はかけない。それは研究室も同じである。「研究」室とはいっても、実際にそこで行うのは授業の準備や学生の指導で、論文の執筆は無理である。研究用の資料はすべて自宅の書斎と書庫に置いてある。
7時前に「テラスドルチェ」を出る。
「テラス・ドルチェ」はアーケードの中にあるため気づかなかったが、雨が降って、止んだようである。
夕食は7時半。きすね蕎麦を食べてから3時間しか経っていないので、あまり空腹は感じないが、食卓に着く。
空芯菜と玉子の炒めもの。妻は空芯菜というものを初めて買ったようである。「茎の中が空洞になっているから空芯菜っていうのね」と感心したように言う。私は中華料理やベトナム料理の店で何度も食べているから、「そうだよ」と相槌を打つ。
デザートはキウイ。切り口の形と色が違うのは、二種類のキウイ だからである。切り口が楕円の方が普通のキウイで、円型の方がゴールデンキウイというものだ。たまたまかもしれないが、ゴールデンの方が甘酸っぱくて美味しい。
2時、就寝。