8時半、起床。
10時に予約している皮膚科へ。普通の傘を日傘代わりにする。日陰を持ち歩いている感じがする。帯状疱疹は順調に回復している。抗生物質はもう飲まなくてよくなる。
11時半に蒲田駅で卒業生のレイナさん(論系ゼミ8期生)と待ち合わせ「まやんち」へ。
紅茶は私はニルギリ、彼女はティンブラをチョイス。
私は今シーズン5皿目、レイナさんは人生初のピーチメルバである。「これが噂のピーチメルバですね。まやんちのオリジナルなのですか?」と彼女が聞いた。
ピーチメルバを考案したのは近代フランス料理の父と呼ばれるオーギュスト・エスコフィエである。彼がオペラ歌手のネリー・メルバのために考案したのである。ネットで「ピーチメルバ」を検索すればさまざまな形態のピーチメルバを見ることができる。コンポートした桃、ラズベリーソース、バニラアイス、この3つがピーチメルバの構成要素であるが、どのように盛り付けるかが決まっているわけではない。
コンポートした桃をスライスして花びらのように配列して、ラズベリーソースを掛け、中央に球状のバニラアイスをのせ、ラズベリーの実を2粒添える。これが「まやんち」のピーチメルバである。ストレートの紅茶が合う。
「まやんち」には1時間ちょっと滞在し、ランチは彼女の希望で、西口の釜飯屋「梅Q」へ。
釜飯を注文し、梅Qサラダをつまみながら釜飯が炊き上がるのを待つ。
お待ちかねの釜飯が運ばれてきた。
特製五目釜飯。あれも食べたいこれも食べたい人にはこれ。
特製うなぎ釜飯。 うなぎがぎっしり。
かき混ぜる前に写真を撮る。
味噌汁は二人ともアサリをチョイス(他に豆腐、なめこ)。
おしゃべりをしながら食べていたら、中休み(午後2時半から5時まで)前の最後の客になった。「閉店です」の声に促されて店を出る。
お腹いっぱいである。腹ごなしの散歩をしたいところだが、この暑さではそれは無理である。
「ティースプーン」に行ってアイスティーを飲むことにしよう。
「ティースプーン」に卒業生を連れて行くのは彼女が2人目だ。今年の2月にオープンし、蒲田駅からは5分ほど、わが家からは2分ほどの場所にある。
アイスティーを注文したが、シマダさんに「今日はパイナップルの果汁と果肉の入ったパイナップルアイスティーを作ってみました」と言われ、私はそちらに注文を変更する。昨日のアイスサンドもそうだが、シマダさんに言われる自然とそうなってしまう。もし彼女が「今日は幸せを呼ぶパワーストーンリングがあります」と言ったら、買ってしまいそうだ。
ちょっと家に帰って取って来たいものがあるので、その間(5分ほど)、レイナさんにはシマダさんとおしゃべりをしていてもらった。後から「シマダさんは素敵な方でした」と彼女が言った。そうでしょう、そうでしょう。
さて、今日最後のカフェは蒲田駅から京浜東北線に乗って2つ目、大井町にある「ポッタリー」である。
大井町の駅を降りて、「ポッタリー」に向かう途中、寄り道をして東小路飲食街を探訪。
彼女、興味深々である。「昔にタイムスリップしたみたいですね」
「ポッタリ―」に到着。彼女はこれで主要8カフェをすべて回るスーパーグランドスラム(SGS)を達成した。8期生としては初で、しかも卒業後2年目の8月で達成というのは歴代最短記録である(これまでの記録は6期生のミサキさんの2年目の10月である)。「まやんち」が木・金営業になってハードルが上がったので、記録の更新はどうかなと思ったが、彼女は有給(ピーチメルバ休暇)を取ってあっさりと記録を更新したのである。
記念にヤンヤンさん(知り合いの刺繍作家)の刺繍ポーチを差し上げる。さきほど自宅にちょっと戻ったのはこれを取ってくるためであった。
私はブレンドコーヒー、彼女はアイスコーヒーを注文。私のカップがウェッジウッドのターコイズブルーであるのを見て、「私もホットにすればよかったかも」と彼女が言った。
というのも今日彼女がしてきた指輪がいま一番お気に入りだというトルコ石を使ったものだったからである。「ターコイズブルー」とは「青みの強いトルコ石」という意味である。
マダムに写真を撮っていただく。
「私は1年生のときの基礎講義(オンデマンド授業)で先生の講義を視聴して現代人間論系に進むことを決めたので、いまその先生とこうしてカフェをご一緒していると不思議な気持がします」と彼女が言った。なるほどね。これも何かの縁というやつでしょう。
「ポッタリー」を出たのは午後5時。彼女とは大井町のホームで別れた。今日は猛暑の夏カフェでしたが、次回は散歩日和の秋カフェがいいですね。
蒲田に戻ってくる。まだまだ西日が厳しそうだ。
夕食は親子丼、サラダ、味噌汁。
食後にレイナさんからいただいたお土産を開ける。
クッキーである。
アイスクリーム(「爽」のバニラ)をのせて食べる。
1時半、就寝。