10時、起床。
ハムトースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
食事をしながらNHK杯将棋トーナメントを観る。先週からスタジオ対局の放送が再開された。今日の一局は一回戦第6局、三浦9段と杉本8段の一戦。コロナ対策のスタジオ仕様での対局である。なんだか刑務所の対面室みたいであるが、盤上の駒に出を伸ばせるようにアクリル板は下半分が空いている(これならアクリル板はあまり意味がないのではないか)。
勝負は決断の一気の寄せが決まって杉本8段の勝利。杉本8段はいまをときめく藤井7段の師匠で、本日、竜王戦の「ランキング戦3組」の決勝で師弟が戦うことになっている(後記:藤井7段が勝って本戦トーナメントへの進出を決めた)。
書斎で仕事をしていると妻が顔を出した。お化粧をしっかりしているのでどこかに出かけるのかと思ったら、「お昼はスリックのパンケーキが食べたいな」と言った。あっ、そういうことね。「スリック」に電話をして出かける。
外の二人用席は先客がいたので、室内のカウンター席に(3席あるので間の1つを開けて)座る。
パンケーキブランチを注文して、できるまでの間、隣接のギャラリー「TEBUKURO」を見物。
前から気になっていたセラミックのカップを購入。最初観たとき、伏せて置いてあるのかと思ったら、そうではなくて、カップの底の方が広いデザインなのであった。
パンケーキが焼けた。
パンケーキブランチセットは、パンケーキ2枚、ベーコンとフランクフルトとサラダがワンプレートにのっていて、スープ(ミネストローネ)とドリンクが付く。
ドリンクはアップルジュースをチョイス(妻はホットティー)。
テイクアウトを含めて客が途切れることなくやってきて、マダムは大忙し。昨日もこんな感じだったそうだ。のんびした時間を過ごしたければ、平日に来るのがよいだろう。
帰りに「まいバスケット」で仏花とカレー煎餅とアーモンドチョコレートを買って帰る。
帰宅して3時から卒業生のユミさん(論系ゼミ1期生)とオンラインカフェ(Zoom)。
前回、彼女とカフェをしたのは昨年の11月29日、場所は京都の新京極通りにある「コエ・ドーナツ」だった。私が句会で京都に出かけ、たまたまそのときに彼女がお母様と京都旅行に行っていたので、お母様同伴で3人でカフェをしたのである。私のブログをご覧になっているという卒業生のお母様はけっこういらっしゃるようなのだが、カフェでお会いするというのは初めてのことだった。
彼女はいま実家を出て一人暮らしをしている。東京オリンピックの事務局で働いているが、4月から在宅勤務が続いている。ステイホームはあまり苦にならないそうである。前から気になっていた近所のインド料理の店でテイクアウトをしてみたところ美味しかったので、ときどきランチに出かけているそうである。「先生のように馴染みの店、サードプレイスというのを初めてもてた気がします」と言った。「馴染みの店」というのは、「よく行く店」「よく来てくれる客」という相互認知がないと成立しないのだが、その指標は、お店の方が「いつもありがとうございます」的な挨拶を言ってくれることである。「馴染みの店」をもつことは、一人暮らしでかつ在宅勤務という彼女のような人には必要なものだと思う。
東京オリンピックの事務局の仕事は、本来であれば、今年の夏の終りまでの期間限定の仕事のはずであったが、来年に延期となり、かつ開催が確定しているわけではない。モチベーションの維持がなかなか大変なのではないかと想像する。そしてその先の人生プランについても考えないわけにはいかない。一時は落ち込んだそうだが、いまは「V字回復」をして前向きに毎日を過ごしているそうだ。「U字回復」でなく「V字回復」というところが彼女らしい。学生時代から彼女はそうだった。この先また落ち込むことはあるかもしれないが、きっと「W字回復」することだろう(笑)。
次回はリアルカフェで会いましょう。
私がオンラインカフェをしている間に妻が道にせり出した桜の木の絵を切る作業を始めた。切り落とした枝の始末は私の役目である。
夕食はポークソテー、サラダ、味噌汁、ごはん。
「日常生活の社会学」の第7回の放送原稿(パート2)を書き上げて、収録する。
収録を終えて、「福山雅治 福のラジオ」をradhikoのタイムフリーで聴きながら、今日の日記を付ける。
2時45分、就寝。