フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

12月8日(水) 小雨

2021-12-09 12:27:15 | Weblog

9時、起床。

トースト、スクランブルエッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

10時40分から学位委員会(オンライン)。今月はいつもより受理申請件数が多く、昼過ぎまでかかった。

昨日のブログを書いてアップしてから、昼食を食べに出る。

朝から小雨が降っている。雨に濡れた落葉はアスファルトの道路に張り付いて掃けない。雨が上がって乾くまではこのまま放置である。

「吉岡家」へ行く。寒い日はあたたかなうどんである。

すき焼きうどんを注文。鍋焼きうどんほど一般的ではないが、メニューに載せてある店は多い。この店では鍋焼きうどんの卵はゆで卵(半分)だが、すき焼きうどんには生卵を落としてある。

私の後から老夫婦が店に入って来た。奥さんの方がメニューを見ながら、これがいいんじゃないか、あれがいいんじゃないかと旦那に勧める。しかし、旦那は「俺はモリ(つけ蕎麦)が一番好きなんだ」と言っている。しかし、「温かいものにしなさいよ」という奥さんの命令(?)に従って「うどん」と注文した。ほぅ、カケ(汁蕎麦)ではないんだ。これは私も同じで。蕎麦は冷たいのが美味しい。温かい蕎麦はそれほど惹かれない。温かいものを注文するならうどんだ。「何うどんにいたしょうか?」と店の人が聞いた。立ち食い蕎麦屋にあるようなただのうどんカケ(ほうれん草と三つ葉くらい入っているだろう)はメニューにないのだろうか。旦那はちょっと考えて「肉うどん」と注文した。その後、奥さんは「鍋焼きうどん」と注文した。ずいぶんと格差がある。「じゃあ、おれもそうする」と旦那が言うのではないかと思ったが、黙ったままだった。

帰宅して、レビューシートのチェック。今日が締め切り日。今日一日で150枚くらは提出されるはずだ。

4時半から現代人間論系の会議(オンライン)。6時半くらいまでかかる。

会議の途中で宅急便が届く。明治大学の加藤彰彦さんから新著をいただく。

‘’The Japanese FamilySystem: Change,Continuity,and Regionality in the Long Twentieth Century‘’ 日本人口学会がスプリンガー社から出している「Population Studhies of Japan」というシリーズの中の一冊だ。英語の雑誌に載った論文の抜き刷りをいただくことはあるが、英語で書かれた本をいただいたのは初めてである。本書で扱われているデータは日本家族社会学会の全国調査「戦後日本の家族のあゆみ」(2001)に基づいている。私もそのときの調査メンバーの一人だったが、こうした形で研究成果が世界に向けて発信されたことを喜びたい。

副題の中の「長い20世紀」という表現は、ホブズボームの『長い19世紀』を意識したものかしら。

夕食は鰹のタタキ、竹の子の煮物、タラコの佃煮、豚汁、ごはん。

食事をしながら『ラジエーションハウス2』第10話(録画)を観る。次回が最終回。

レビューシートが雪崩のように押し寄せる。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時、就寝。

箪笥の引き出しを開けてやると、チャイもここで朝まで過ごす。同室就寝は日本の家族の特徴だが、ペットも家族の一員なのである。