8時半、起床。
ロールパン、オムレツ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
昨日のブログを書いてアップする。
11時20分に蒲田駅で安藤藍さん(千葉大学)と待ち合わせ、「スリック」へ。「30分」ではなく「20分」に待ち合わせたのは「30分」に「スリック」を予約していたからである。
お会いするのは一昨年の8月以来である。この1年8カ月の間に、彼女は都立大学から千葉大に移られ、出産をされ、自宅を購入された。大きな変化を伴うライフイベントを立て続けてに経験されたのである。ライフイベントそのものがよいものであっても、変化への適応はエネルギーを必要としストレスを伴うものであるから、あれこれ大変であったろうと思う。諸々おめでとうございます。そしてお疲れ様です。
週末限定のメニューであるパンケーキブランチを注文する。ドリンクはリンゴジュース(食前)をチョイス。
長男の遊理(ゆうり)君はいま6か月。お座りができるようになった段階である。脚力があり、両足でカエルのようにキックをしながら前進しているそうである。お写真を見せてもらったが、利発そうな男の子である。
ミニカップのミネストローネスープ。
パンケーキプレート。
一枚はベーコンやフランクフルトをおかずに食事として、もう一枚はメープルシロップをかけてスイーツとして食べる。
食事を終えてからマダムに写真を撮っといただく。
それで店を出るつもりだったのだが、他にイートインの客はいなかったので、マダムを交えて3人でのおしゃべりが始まった。安藤さんはマダムが韓国語(ハングル)の書道(韓国では書芸という)をやっているというのに関心をもった。ご自分もペン字を本格的に始めたいと思っているという。字の練習をしているときは気持ちが落ち着くというか、雑念が消えるのだそうだ。
結局、「スリック」には2時間ほど滞在した。食事の時間が1時間、その後のおしゃべりの時間が1時間。「おしゃべりカフェ」であった。私がいう「おしゃべりカフェ」というのは、一緒に行った人同士がおしゃべりをするという意味ではない(それはあたりまえのことだ)。そうではなくて、お店の方や、たまたま居合わせた他のテーブルの客とおしゃべりをするという意味である。これと反対が「もの思いカフェ」で、一人の時間を過ごすカフェのことである。カフェにはこの2つの機能があるが、実際は、同じカフェが両方の機能で使われるというよりも、「おしゃべりカフェ」に向いたカフェと「もの思いカフェ」に向いたカフェがあり、「スリック」は「おしゃべりカフェ」向きのカフェである。店主さんが気さくなこと、こじんまりとしていること、駅からは少し離れていて馴染みの客が多いことが「おしゃべりカフェ」が成立しやすい条件である。もちろん大前提として他人と束の間のおしゃべりを楽しみたいという社交の精神が客の側になくてはならい。安藤さんにはそれがある。
2軒目のカフェは蒲田のお隣の大森にある(駅から徒歩10分)「sanno2198」である。ここは「スリック」よりさらにこじんまりとしたカフェで、予約ができなので、行ってみるまで入れるかどうかわからない。ジャーマン通りを「どうぞ席が空いていますように」と祈りながら歩く。今日は初夏の気候だ。日向を歩いていると過ごし汗ばむが、日陰に入ると湿気がなくて爽やかだ。
途中のパン屋「ベイクマン」に寄って朝食用の食パンを買う。安藤さんも明日の朝食用に胡桃パンを一個買われた。「ご自分の分だけですか?」と尋ねたらご夫婦で半分こして食べるそうである。一個の胡桃パンを夫婦で分け合って食べる・・・慎ましく暖かな朝の食卓が目に浮かぶ。
「sanno2198」に到着。店名は店の住所(大田区山王2丁目19番地8号)に由来する。彼女は二度目の訪問である。通りすがりの人はここがカフェだとは気づかないであろう。
カウンターが4席と「穴倉部屋」と呼ばれる小部屋が1つのカフェである。カウンター席には先客が2人(空席が2人分)。ラッキー!
ケーキは毎日3種類用意されるが、この時間(午後2時頃)になると、なくなっているケーキもある。私たちは残っている2種類のケーキの中からバナナタルトを注文した。そしてコーヒーはコーヒー好きの安藤さんがマンデリンのフレンチローストを注文したので、私もそれに乗っかることにした。マダムの手間が省けるというだけでなく、ドリップで淹れる場合、一人分よりも二人分の方が美味しく淹れらるのである。安藤さんはマダムがネルドリップで丁寧にコーヒーを淹れる様子を見つめていた。
バナナタルトはやさしい甘さと食感。深煎りのコーヒーが合いますね。
カウンターの先客の二人はご夫婦のようだったが、旦那さんはマダムの小学校からの同級生とのこと。他にもそういう客は何人かいる。ずっとこの山王という場所で暮らして来られたのだ。その二人の後に入って来られたのは若いカップルで、われわれはマダムの冬山登山の話(中央アルプスの千畳敷に一人で行かれたそうである)に耳を傾けた。
ここも「おしゃべりカフェ」である。少なくともマダムと対面する4人掛けのカウンター席はそうである。ここに一人で座ってパソコンを広げてずっと作業をしている客は「場違い」な客というほかはない。そういう客や一緒に来た人とだけおしゃべりがしたい客には「穴倉部屋」が用意されている。ここはここで落ち着く空間である。
「sanno2198」には1時間半ほど滞在した。予定ではもう一軒、池上のカフェにお連れしたいと思っていたが、すでにタイムアップである。「おしゃべりカフェ」では時間はあっという間に過ぎ去る。
大森駅まで戻り、彼女をホームで見送った。どうぞお気をつけて。次回は夏カフェができたらいいですね。
帰宅してチャイを外に出してやる。
妻は朝から実家の片付けに行っていたので、チャイはずっと一人でお留守番をしていたのだ。
今週の東京の新規感染者数は先週比で80%を割っている。よしよし、この調子。
卒業生で句会仲間で書道家の恵美子さんがユーチューブで書道講座をやっているが、今回は「平仮名」を「音」にこだわってレクチャーしている。とてもためになる。安藤さにも教えてあげよう。
「美文字ひらがなの書き方を学びます。 耳でも楽しんでいただけるよう「音」にもこだわりました。(高音質ステレオ録音) ぜひ、音声をONにしてお楽しみください✨ ※イヤホン、ヘッドホン推奨- ̗̀🎧𓈒 𓂂𓏸 ぜひ、音をそのまま再現するように書いてみてください。 おとなの方はもちろん、これから字を覚えるお子さまにもおすすめです。 "あ~ん" ひらがな全46文字を美しく書けるようになりましょう!」(竹内愉咲)
夕食は鰹のタタキ、玉子豆腐、豚汁、ごはん。
鰹のタタキは私のリクエスト。そしてカツオのタタキには豚汁が合う。
安藤さんからコーヒーやお菓子をいただいた。チョコレート・ビーンズを摘まむ。
食事をしながら『インビジブル』第2話(録画)を観て、続いて『マイファミリー』第2話(録画)を観る。前者は間違いなく観続けるだろう。後者もたぶん観続けるんじゃないだろうか。
『福山雅治 福のラジオ』をタイムフリーで聴きながら、今日の日記を付ける。
本日提出されたレビューシートのチェックをしてから、風呂に入る。
1時半、就寝。