フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月26日(火) 雨

2022-04-27 12:24:34 | Weblog

8時15分、起床。

トースト(はちみち&オリーブオイル)、オムレツ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

本日の『ちむどんどん』。暢子の内定先の会社での仕事はいわゆる「お茶くみ」。当時は(本土でも)それが高卒の女子事務職の一般的な状況だった。兄賢秀が起こした暴力騒動で内定が取り消しになることは暢子が島を出て本土(東京)へ行くことを決断する上で必要な契機だったが、同時に、賢秀が自身を反省し一家のために働くことを促す契機ともなるのだろう。『カムカムエブリバディ』のジョーはるいとの結婚後30年もぶらぶらして、それはそれで天晴な生き方であったけれど、母子家庭の長男という立場ではそうはいくまい。

向かいのMさんの御宅の桜の木が実を付けた。

人間が食べるには酸っぱいそうで、もう少し熟してから、鳥たちがついばみにやってくるそうだ。鳥たちも食べごろを知っているのだ。

チャイが書斎(私の机の背後)の窓辺にやってきた。定番の居場所の一つである。

「チャイ!」と呼びかけると「ミャー!」と反転する。「かまって」「遊んで」という意味なのだろうか。

昨日のブログを書いてアップする。

11時半頃、自宅を出て大学へ。車中、必修基礎演習の学生たちの「フォーラム」(BBS)への書き込み(テキストを読んだ感想)をスマホでチェックする。

3限の授業の前に研究室でコンビニおにぎり(鮭と梅)を腹に入れる。食事というよりも、エネルギー補給という感じ。

今日の必須基礎演習は、事前に文献(教材論文)を読んで、感想を「フォーラム」に書き込み、他の学生の感想にも目を通した上で授業に臨み、4人程度のグループに分かれてディスカッションをして、各グループで話したことをグループの代表(じゃんけんで決めていることろが多い)が報告するというやりかたで進行した。演習のよくあるパターンの1つである。グループディスカッションというのは、いきなりクラス全体でディスカッションするよりも、受講生全員が発言の機会をもてるという点ではよい方法なのだが、ディスカッションの内容が平板になりやすい、最大公約数的なものになりやすいという欠点がある。事前の感想の書き込みでせっかく面白い、ユニークな論点を提示していた学生がグループでのディスカッションではそれを持ちださないということがしばしばある。その結果、「そうだよね」「あるある」というみんなが同意できるような水準でディスカッションが終始してしまいがちなのである。それではつまらない。私はその点を指摘した。自分独自の意見を言うためには、そのための一種の勇気をもつためには、それが文献の深い読み込みの中から出て来たものであることを示す必要がある。それは他の学生にも影響を与え、自分たちも次回からはもっと文献を深く読みこんで来ようという気持ちにさせるだろう。

4限は空き時間。次の授業の準備をしながら、ミニカップ麺(ワンタン)を食べる。

雨が本降りになってきた。風も出て来た。

5限は現代人間論系専門演習「現代人と社交」。2年生以上が対象である。冒頭、さきほどの必修基礎演習での経験を話す。それが同じスタイルでやっているこの演習での注意事項でもあることは無論彼らにはわかっている。

授業を終え、6時過ぎに大学を出る。さきほどの雨はもう上がっている。明日は晴れるそうだ。

蒲田に着いて駅前の「キシフォート」でデジカメ用のSDカードを購入。

16ギガで2枚で2165円(税込み)。安いものなら半額で買えるが、安かろう悪かろうで、たまに不具合が発生する。リスクを考えたらこちらの方がよい。

夕食は豚しゃぶ(冷製)、味噌汁、ごはん。

野菜の上に肉がのっている。ポン酢をかけて食べる、

食事をしながら『マイファミリー』第3話(録画)を観る。

卒業生で句会の主宰でもある紀本直美さんから「堀内誠一 絵本の世界」展の招待券2枚とパンフレットが送られてきた。紀本さんは、谷川俊太郎(文)・堀内誠一(絵)『ちちんぷいぷい』(くもん出版)の編集を担当されたのである。場所はベルナール・ビュフェ美術館。どこにあるのだろうと見ると「三鷹」。三鷹にはジブリ美術館もあったなと思いながら、もう一度よく見たら、「三鷹」ではなく「三島」であった。アプリで調べたら蒲田から三島までは新幹線を利用したら1時間ちょっと(交通費は片道4000円)、東海道本線で行けば半分の2000円だが、時間は倍かかる。もしこれが松本の市立美術館であったら、それにかこつけて松本旅行に出かけたいところだが、三島となると二の足を踏む。『ミステリーと言う勿れ』の主人公は、事件に巻き込まれて見逃してしまった印象派展のチケットをガロ君からもらって新幹線に乗って大阪まで観に行ったのだが・・・。

あっ、そうだ、たしかゼミの卒業生(8期生)に三島の高校を出て、いまは静岡の銀行で働いている人が2人いたことを思い出した。展覧会に興味があるならさしあげようかしら。でも、連絡先がすぐにはわからない。どなたか伝言してくれないでしょうか。

オンデマンド講義「日常生活の社会学」第4回のコンテンツ一式をMoodleにアップする(公開は28日から)。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時、就寝。